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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)
他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。
上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。
こちらのブログは週3ペースで更新することにしていますが、時期によって毎年同じような記事を書いたり、コピペにすることはあります。
どうしても毎年伝えておきたいことってあるので。
今日もその一つ。
昨年からうちの塾ではお弁当を作ってもらっている高校生向けに「お弁当箱を返すときに『ご馳走様でした』と伝えよう」運動を勝手に推進しています。
愛知県の公立では学校給食は中学まで。
今は「高校でも給食を」という動きも県議会で訴えている議員さんもいるみたいですが、実現には時間はかかるでしょう。
となると、高校生はお弁当になります。
うちの塾の中だと女子は自分で毎日作っている子もいるし、中にはお父さんが自分の分のお弁当と一緒に子どもの分まで作ってらっしゃるご家庭もありますが、割合的にはお母さんが作っているところが多いですかね。
元々お父さんや自分用に作っていたところ以外は、子どもが高校生になった瞬間から「お弁当作り」の手間が増えることになります。
現在は便利な冷凍食品がたくさんあるとはいえ、部活で朝練に参加してる子だと6時過ぎに自宅を出発したりするので、お弁当を作る方は5時起きになったりするわけです。
しかも、遠足なんかと違って「ほぼ毎日のこと」。
これって大変なことだと思うんですよね。
だから、塾生には「お弁当を作ってもらってるなら、お弁当箱を返すときに『ご馳走様でした』と言おうね」と話すようにしています。
まぁ、自分はただ生徒に促すだけで、それ以外のことは何もしないですが(;'∀')
感覚的には女子は促さなくても言えてる子が多くて、男子は言ってる子の方が少ないっぽいです。
手間暇かけさせた相手に何か一言伝えるのって、人間関係を円滑にする上で大切。
当たり前といえば当たり前のことでもあるので、こんなことわざわざ塾講師に言われなくてもすでに毎日伝えているお子さんもたくさんいらっしゃるだろうし、別にお母さんたちが子どもに感謝されたくてお弁当を作っているわけでもないでしょうが、「ご馳走さま」のついでに「○○が美味しかったよ」とでも言ってもらえれば、「じゃあ成績上がったら、またお弁当に○○いれてあげよう」くらいは思えたりするもの。
それにこういうのをサラッと言えるようになるのって「慣れ」もあると思うんですよ。
普段からさっと伝えられる子は他のことでもためらいなくさっと言えるになるし、逆に思春期で口の重い男子だとなかなか言葉にできなかったりします。
ほんのちょっとしたことだけど、それだけで接する相手へのイメージも変わってもきます。
以前、バラエティ番組で自分のお母さんが作った弁当を最下位にされたアンガールズの田中の反応の動画を貼りましたが、何度見てもうるっとくるので、再度貼っておきますね(いつか消されるかも)。
面白くもないし、品もない企画だと思いますが、最下位となったアンガールズの田中のお母さんの弁当を読者モデルだった小森純が(おそらく番組を盛り上げるために)「冷凍食品使ってます?」を言ったことに対し、田中が「うちのお母さんは看護師でずっと忙しかったのよ。三交代で一生懸命やってる中で作る弁当だから冷凍食品も入ってくるわけよ。それを一読者モデルが簡単に否定すんじゃねえよ!」と一気にまくしたてるシーン。
どこまでがバラエティのノリかは不明ですが、彼のお母さんへの感謝の気持ちはたぶん本物でしょう。
決してマザコンとかでもなく、育ててくれた母親をこれだけ懸命にかばえる田中にはむしろかっこよささえ感じます。
お母さんも自身の子どもがかばってくれたことに「ありがとう、ありがとう」と涙を流してたし、それにつられて他のお母さんたちも泣いてましたから。
大人になればこの気持ちは必ずわかると思います。
「ご馳走様でした」くらいなら反抗期の男子でもハードルは低いはず。
もし、この記事を読んでる高校生のお子さんで「あ、そういえば『ご馳走様』も伝えてなかった」と思い当たるようなら、明日からでもお弁当箱を返すときにお母さんに伝えるようにしてみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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