こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)

 

 

他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。

 

上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。

 

 

「大人になったら日本を出て海外でバリバリ働きたい!」という学齢期の子も少なくないと思います。

 

海外といってもイメージするのは欧米かと思いますが、人口の少ない北欧以外は日本より治安のいい国なんてなかったりします。

 

それなりに市場も大きくて治安もそこそこなところを挙げるならイギリスでしょうか。

 

EUから離脱して、不法移民も入り込みにくくなってるはずですし。

 

ただ、その分イギリスは就労ビザの取得が厳しくなっています

 

サッカー選手でも近年はヨーロッパに挑戦する若手も多いですが、いきなりイングランドプレミアリーグに行ける選手はなかなかいません。

 

リーグのレベルが高いだけでなく、サッカー選手の場合はA代表の試合である程度の試合数をこなしているような高い実力のある選手じゃないとビザが下りないから。

 

現在ブライトンで活躍している三苫も最初の1年はベルギーのチームへレンタルされてて、その間に代表の試合に出場していたことで条件を満たして今プレミアでプレーできているわけです。

 

ここまで厳しい条件は他の国のリーグではありません。

 

普通のビジネスマンなんかでもかなり厳正に審査されますが、イギリスだって「優秀な人にはどんどん来てほしい」という思惑は当然あります。

 

そこで、イギリスでは一昨年の5月に世界トップレベルの大学を5年以内に卒業した人を対象にしたビザの取得制度を開始

 

 

もちろん意思疎通できるレベルの英語力があるかどうかなども審査されますが、就労機会の提示を受けている必要もないし、一定の条件を満たせば長期雇用ビザに切り替えることも可能。

 

費用別途で健康保険にも入れて、家族も呼べます。

 

要は「いい大学を出てる若者なら将来有望だからイギリスにきていいよ。2年くらいの間に仕事みつければ、その後もずっといていいからね。お金を出すなら健康保険も入れるし、家族だって呼べちゃうよ」ってことです。

 

ちなみに対象となる大学は2つある世界大学ランキングのうちのどちらかでトップ50に入っているところ。

 

アメリカならハーバードやMITやイェールなどなど。

 

日本の大学で対象となるのは東大と京大だけ

 

「学歴フィルター」があるのは日本だけじゃないってことですね。

 

しかも国が明確に線引きしちゃってるのがなんともヨーロッパ的。

 

日本が同じことやったら、「学歴差別だ」とか「トップレベルの大学じゃなくても優秀な人材はいるだろ」とたぶん非難轟轟でしょう。

 

上記はビザに関してですが、雇用についてはアメリカなんかでも似たようなもん。

 

日本でもリメイクされたドラマ「スーツ」の舞台となる法律事務所はそもそもの採用条件が「ハーバード大のロースクール出身者限定」ですからね。

 

実際アイビーリーグやパブリックアイビーの学生が何かと優遇されるみたいです。

 

それが倫理的にどうかは置いといて、現実がそうなってるなら権力なき平民はそこに合わせるしかありません

 

ということで、初手から留学するならともかく、将来イギリスで働きたいなら、とりあえず東大か京大を目指しましょう!

 

 

あ、しらけちゃいましたか?(;´∀`)

 

でも、簡単に入れないところだからこそ価値を認められてるんだから、そこは受け入れましょう。

 

学齢期のときに頑張って勉強することにはそれなりに見返りもあるよってことで。。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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