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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)

 

 

他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。

 

上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。

 

 

学校の授業やテストでは成績上位の子たちも下位の子たちも同じ問題を解きますよね。

 

解いていくスピードや正答率の違いは当然、個々で違ってきます。

 

それまでの知識の蓄積や問題演習の量などによって、同じ設問を見ていてもそこから「読み取れる量」が違ってくるから

 

例えば、英文読解一つにしてもほとんどの単語の意味を知っている子とそうじゃない子とでは受け取れる情報量は違うでしょう。

 

数学の公式なんかでも、基本的なものを理解していなければ、まず解けません。

 

別に受験勉強に限らないと思います。

 

夜空を見上げて「星がキラキラしてる」と思うだけの人もいれば、天体の微妙な動きの違いから地動説を導き出すガリレオのや、リンゴが落ちたのをみて引力を発見するきっかけにしてしまうニュートンのような人だっているわけです。

 

彼らのような天才でなくても、例えば白い花をつけている街路樹を見つけたとしましょう。

 

それがどの花か知っていて「今の時期だとあれはコブシの花かな。いよいよ春を感じるなぁ。千昌夫の『北国の春』でも歌われてるね」と思えれば、「ただ白い花がある」と認識するだけよりはちょっと得した感じがしませんか。

 

知多半島に野間大坊というお寺があります。

 

3回ほどドライブがてら訪れたことがありますが、一般的にはさほど知名度あるわけでなく、観光客はちょろっとしか見かけません。

 

ただ歴史好きな人にとっては源義朝(頼朝の父親)のお墓があることでまあまあ知られてるところ。

 

 

特徴的なのはそのお墓には参詣者がお供えした多くの木刀がある点(ちっちゃいのがお寺で売ってます)。

 

彼は平治の乱で敗れた後、家人であった長田忠到、景到親子の治めているこの地に一旦身を寄せます。

 

しかし、恩賞に目がくらんだ長田親子によって入浴中に殺害されます。

 

その際に「我に木太刀の一本なりともあれば」と無念に叫んだ伝承があり、こうしてお供えされてるわけです。

 

源平合戦後に勝利した源頼朝が長田親子に対してどういう仕打ちをしたかの後日談や戦国時代に秀吉にやぶれ、この地で切腹させられた織田信孝’信長の三男)の辞世の句のエピソードなどを知ってるとさらに面白く、観光などではそういう知識があるかないかだけでも感慨深さは異なってくると思います。

 

知識は目にしたものの「解像度」を上げてくれます

 

学問的知識があるからといって、それが必ずしもすぐに役立つとか経済的な豊かさにつながるとは限りませんが、同じものを見ていてもそこから読み取れることや感じとれることが多ければ、精神的な豊かさは増すのではないでしょうか。

 

「見えないものが見えるようになる」って考えようによっては魔法みたいなもん。

 

流行りの(?)異世界転生なろう小説のコンセプトなんてそんなんばっかでしょ?・・知らんけど(;'∀')

 

別に転生なんかしなくても凄腕プログラマーやスーパードクターなんかは一般人からみたら魔法に近い能力の持ち主と言えるかもしれません。

 

受験勉強に話を戻すと、同様に他の子が解けない問題を解けなかったり、知らない知識を先んじて獲得してると、カタルシスだって感じれるもの。

 

どうせきつさを味わざるをえないなら、そういったところに少しでも喜びを見つけれるよう学習していった方がマシだと思いますが、どうでしょうか。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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