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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)

 

 

他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。

 

上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。

 

 

塾講師をしているといろんなレベルの子の成績や学習への姿勢を見ることができます。

 

個別指導で戻り学習などにも対応しているとはいえ、定期テストをおっかけざるをえない公立中の子にはある程度下位の子たちにもほかの子と同じ単元をやらせたりもするので、その違いもわかってきますね。

 

もちろん、通塾する前からの理解力の差はあるかもしれませんが、短時間の問題演習時の対応などでも見て取れます。

 

特に不正解やミスしたときの対処で顕著。

 

初見の単元では出来る子たちだってミスはします。

 

例えば、英語の比較級の単元だと習った直後の部分については中位層以下の子でもそれなりにやれるもの。

 

しかし、英訳問題などになると、比較の表現のところに気を取られ、それ以前に学習しているはずの時制などの動詞の語形変化を見落としたりしがち。

 

こういうのは最初は誰もが大体やらかします。

 

違ってくるのはそこから先。

 

上位層の子たちはそこで一度時制を見落として不正解になったら、次の設問からはそこに気を配って、アジャストしてきます。

 

不正解を不快と感じていれば、「さっき時制を見落としたから次からは気をつけなくちゃ」と意識しますからね。

 

アタマを使って学習するってのはこういうことだと思います。

 

これを繰り返すことで正答率は上がっていきます

 

ところが、公立中で学年順位で半分以下の子はまぁ同じようにひっかかりますね。

 

最初にひっかかった設問が過去形で次の設問も過去形ならまだやれたりもするけど、それが現在進行形の文だったりすると対応できなかったりします。

 

そもそもそれ以前の時点で定着しきっていないというのもあるんでしょうが、こういう子は不正解になった設問の解説すらロクに確認せずに次の設問にいって同じ間違いを繰り返します。

 

人間は失敗から学ぶことが一番心に残るものだけど、「同じ失敗を繰り返してでも、頭を使うのは面倒だし、とにかくさっさと終わらせて学習から解放されたい」という子もいたりするので。

 

こういう姿勢の差が積み重なって、だんだんと学力格差が広がっていきます。

 

雑な問題演習については塾内でみていたらなるべく指摘しますが、介入しすぎると委縮して手が止まったり、自分で考えようとしなくなったりするため、そのあたりのバランスは難しいところ

 

「間違えてもいいよ」と声掛けすると、再び何も考えずに解答しだすのがまたやっかい(笑)


そういう子には最初は一緒にやりながらその解法をマネして解くように伝えつつ、ちゃんと考えて解いていく方がストレスもかからないことを経験していかせるしかないですね。

 

元来の理解力の差などはどうしようもできない部分はありますが、ミスした設問へのアプローチ次第で少しでも差を埋めたりしていくことは可能

 

問題演習の際は同じ間違いを繰り返さないことを心がけていきましょう

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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