トーベ・ヤンソン『小さなトロールと大きな洪水』 | You're my Melody♪

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ムーミン熱が止まりませんラブラブ

 

 

 

トーベ・ヤンソン『小さなトロールと大きな洪水』

 

(ね?絵が素晴らしいでしょ!?)

 

 

この巻は、

 

ムーミンシリーズが完結してから、

 

46年もたってから再版されたものなのですが、

 

実は、ヤンソンさんが書いた、

 

ムーミンシリーズの第一作目だったのですって!

 

 

 

 

1945年に出版されましたが、

 

当時、「小冊子」としてスタンドに並べられ、

 

間もなく絶版になってしまったということです。

 

幻の第一巻ということなのですね。

 

(episode1だあ!!)

 

 

 

わたしは、それを

 

ちゃんと書かれた順番通りに読んでいるというわけですニコニコ

 

 

 

1945年といえば、

 

太平洋戦争真っただ中ですよね。

 

 

 

もともと、

 

戦争の風刺画を雑誌に書いていた、ヤンソン。

 

似顔絵があまりに似すぎているので、

 

雑誌に載せてもらえなくなってしまって・・・。

 

 

 

もともと好きな明るい色は、使う気になれず、

 

キャンバスに塗った青や灰色から、

 

思いついた童話が、この「ムーミントロール」のお話なのですって。

 

 

 

そういえば、

 

なんとなく、暗く寂しげな色使いですよね。

 

 

 

 

読み始めてびっくり!

 

なんと、あのムーミンパパは行方不明。。。

 

 

ムーミンと、ムーミンママで

 

パパを探しに行くという所から、お話が始まるのです!

 

 

二人は、住むお家もないの~(泣)

 

 

 

 

ムーミンシリーズには馴染みのない、

 

「チューリッパ」という、チューリップから生まれた青い髪の毛を持った女の子と、

 

海が嵐になると、塔の上から見張りをする、赤い髪の少年が出てきて、

 

二人の素敵なロマンスから、

 

このお話は急展開するのラブラブ

 

 

 

あのムーミンの家はだれが作ったのか、

 

なぜ、あの家族はあの谷に住んでいるのか、

 

よくわかります!

 

 

 

住む家もなく、

 

行方不明のパパを探しに行くというのは、

 

まさしく、当時の人々を反映していると、

 

訳者の冨原眞弓さんはおっしゃっています。

 

 

 

そして、今は、真ん丸で愛らしいキャラクターとして知られているムーミンですが、

 

この挿絵は、ずいぶん雰囲気が違っています。

 

これも、世の中が平和になるにつれ、

 

ムーミンのルックスも変わっていったのですって。