「悪い人ではないんだけどね」 | Nomoto Consulting

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最近は息子たちも塾やら部活やらで帰宅が遅く、夕飯の時間もバラバラなことが多い我が家です。

ある夜22時過ぎに帰宅して夕飯を食べている長男に「ママ、最近仕事どうよ?」と言われ(なぜ、息子にこんな言われ方をするのかはなぞ)。
ポツリポツリと私は仕事の近況を話始め、そのうち、若干愚痴みたいになってきて…。

いやいや、いかん。息子にこんな話は・・・と思い「まあ、悪い人ではないんだけどね」と話を締めくくりました。

その言葉を聞いた長男が「それって、誰に向けての言葉?元々みんな生まれてきたときは可愛い赤ちゃんで悪い人で生まれてくる人なんていないんだから、そんなのなんのフォローにも慰めにもならないと思うけど。
ただ、ママがその言葉を言ってフンワリ自分の中で片づけたいだけでしょ。」とすかさずバッサリ。


なんとまあ、疲れている母に厳しい言葉(笑)


もう早くご飯食べて寝てくれと思いますが、たまに長男の言葉にはドキッとさせられます。
なんとなく、モヤモヤと、納得できない自分の心のありさまを確かに「フンワリと片づけたい」。
誰のフォローにもなっていないし、自分自身も本当にそう思って言っているのかもわからない。
でも、この言葉で自分自身もなんとなく良い人で良い気持ちで終われる言葉。


この言葉は何の解決にもリーチしないなと思いました。
「もっと上手い方法があったかもしれない」という自分自身の思考を中断させる嫌な言葉です。


「悪い人が悪いことをするんじゃなくて、その人にとって良いことがママにとって悪かったってだけでしょ。
そもそも良い人悪い人の話じゃない。じゃあ、仕事としてどっちから見た景色が正解だったかは、この先わかるでしょ。ママが結果出せばいいだけじゃん。」
とさらに励ましなのか厳しいご指摘なのかわかりませんが、長男から言われたので、「もう!疲れてるんだから、もう少し優しくしてよ!!!」と私が言い返したら、
夕飯後に肩を揉んでくれました(笑)


なんでも話せて、一番の理解者であり、一番私に厳しいのは我が家の長男かもしれません。

 





小さい頃は息子たちの前で「疲れた」なんて言えなかったし、「ママっていつ寝てるの?」と聞かれたこともあります。


年月が経ち、私の身長をとっくに超えて、すでに180センチ弱くらいまで成長した長男は、精神的にも私にとって相棒のような存在になっているのだなと改めて
彼の成長をまぶしく感じた出来事でした。
それにしても生意気です。早く大学に行って一人暮らししてほしい◎
自立してから言いなさい(笑)