「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
本来の意味とは少しずれますが、社内こそまさにこれだと思っています。
社長が社員たちと友達みたいに仲良くなるのは間違いです。
上司が部下に気に入られようと下手にでるのも間違いです。
同期、同僚といって気持ち悪いくらいに群れるのも間違いです。
私たちは友達ではなく、「仕事」を通じて「成果」を出す間柄。
聞かなくてよい愚痴は聞かなくていいし、「仕事を辞めたい」と言ったときに引き留めても責任とれませんから。
もちろん、友達じゃないから大事じゃないかと言ったらそれは違います。
そもそも「カテゴリー」が違うので敬意をもって接すること、困った時には手を差し伸べることは行います。
仲良くするなというより、「群れるな」のほうが表現として合っているかもしれないですね。
色んな会社を見てきましたが「仲良しこよし」で上手くいく、いや、上手く行き続けている会社はほとんどありません。
続いている会社は社長自身が仲良く、フレンドリーでありつつも、あくまでも「コミュニケーションの取り方」という手段のひとつで選択しているに過ぎないことが多いです。
これは毎月毎月継続的に会社に行っていればわかるはず。
夫婦や兄弟で会社をやるのはもっと危険です。
一緒に働く前に敬語は徹底するし、上下関係は明確にするべきです。
私も妹と一緒に働いていますが、上下関係が明確で常に敬語。
実家であった時には絶対に仕事の話はしません。
お互いに甘えとつまらない愚痴が出始めるのが目に見えているからです。
学生時代の友人と共同出資で会社を興す。
これも失敗パターンの良い例です。
上下関係、もしくは役割分担、よっぽどきちんと決めていることが大事です。
会社の仲間は友達じゃない。
友達とは仕事したくない。
常に私の中のマイルールなのです。