ミラー刺繍。
小さな円形に割った鏡を縫いとめるインドの刺繍です。
MMP(みんぱくミュージアムパートナーズ)の活動の課題でした。
明日締め切りなのに、やり直してばかりで予想以上に時間がかかりました。
目もすぐに疲れてよく見えず、上手くできない・・・。
でも、なんとか間に合ってよかった。
メンバーが作ったピースをつなぎ合わせて、トーラン(戸口飾り)を作ります。
刺繍を始める前の布と鏡(布は12×12cm)
下の図案は、チェーンステッチを幅広く刺す技法を使っています。
ミラー刺繍に関心をもったのは、30年近く前にインド・ジャイサルメールで
ミラー刺繍のポシェットを買い、「どうやって鏡を縫い付けているんだろう」と思ったから。
その疑問は、4年ほど前にみんぱくのミラー刺繍のワークショップに参加して解けました。
そして、それがMMPの活動を始めるきっかけになりました。
ジャイサルメールで買ったポシェット
下の写真は、バワリヤという技法。
カッチ地方(手工芸がさかん)の特徴的な技法のひとつだそうです。
インドの刺繍布によく見られます。
とげのある植物バーワルを連想させるから、バワリアと呼ばれているそうです。
裏にはほとんど糸が出ていません。
少ない糸で模様を作るなんて、すごいです!
作り方を見ても、なかなかわからず、かなり練習しました。
いろいろなヴァリエーションがあるようです。
表
大阪府吹田市にある国立民族学博物館(みんぱく)に、
技法を表した展示があるので、機会があれば見てくださいね。