ミラー刺繍 | 退職後の日々  ~超大型連休を楽しみたい~                  

退職後の日々  ~超大型連休を楽しみたい~                  

2018年3月末に退職し、わたしの超大型連休が始まりました。
経済的な不安もありますが、毎日の暮らしの中から
美しいもの、ささやかな幸せを見つけていきたいと思います。

ミラー刺繍。

小さな円形に割った鏡を縫いとめるインドの刺繍です。

MMP(みんぱくミュージアムパートナーズ)の活動の課題でした。

明日締め切りなのに、やり直してばかりで予想以上に時間がかかりました。

目もすぐに疲れてよく見えず、上手くできない・・・。

でも、なんとか間に合ってよかった。

メンバーが作ったピースをつなぎ合わせて、トーラン(戸口飾り)を作ります。

刺繍を始める前の布と鏡(布は12×12cm)
 

下の図案は、チェーンステッチを幅広く刺す技法を使っています。

 

ミラー刺繍に関心をもったのは、30年近く前にインド・ジャイサルメールで

ミラー刺繍のポシェットを買い、「どうやって鏡を縫い付けているんだろう」と思ったから。

その疑問は、4年ほど前にみんぱくのミラー刺繍のワークショップに参加して解けました。

そして、それがMMPの活動を始めるきっかけになりました。
 

  

ジャイサルメールで買ったポシェット

 

下の写真は、バワリヤという技法。

カッチ地方(手工芸がさかん)の特徴的な技法のひとつだそうです。

インドの刺繍布によく見られます。

とげのある植物バーワルを連想させるから、バワリアと呼ばれているそうです。

 

裏にはほとんど糸が出ていません。

少ない糸で模様を作るなんて、すごいです!

作り方を見ても、なかなかわからず、かなり練習しました。

いろいろなヴァリエーションがあるようです。

  表

 

  裏

 

大阪府吹田市にある国立民族学博物館(みんぱく)に、

技法を表した展示があるので、機会があれば見てくださいね。