花ふぶき
阪本越郎
さくらの花の散る下に、
小さな屋根の駅がある。
白い花びらは散りかかり、
停車場の中は、
花びらでいっぱい。
花びらは、男の子の帽子にも、
せおった荷物の上にも来てとまる。
この村のさくらの花びらをつけたまま、
遠くの町へ行く子もあるんだな。
待合室のベンチの上にも、
白い花びらは散りかかり、
旅人は 花びらの上にこしかけて、
春の山脈をながめている。
城崎温泉に行く途中、「黒井」という駅でこの詩を思い出しました。
ホームの情景が、この詩にぴったりだったのです。
もう、50年も前のこと小学校6年生(たぶん)の国語の教科書に載っていた詩です。
新学期、教科書をもらって何度も読んだ(最初だけ真面目に予習)ので、なつかしい詩です。
ネットで調べてみると、作者は山形の方で、この駅は山形だろうとのこと。
大阪では、桜は終わってしまいました。
万博公園(吹田市)では、チューリップが満開。
キクモモが、鮮やかなピンクの花を咲かせています。
ピンクがきれい!キクモモの木
4月20日は雲ひとつない青空でした。