詩:花ふぶき | 退職後の日々  ~超大型連休を楽しみたい~                  

退職後の日々  ~超大型連休を楽しみたい~                  

2018年3月末に退職し、わたしの超大型連休が始まりました。
経済的な不安もありますが、毎日の暮らしの中から
美しいもの、ささやかな幸せを見つけていきたいと思います。

花ふぶき

阪本越郎

さくらの花の散る下に、         
小さな屋根の駅がある。         
白い花びらは散りかかり、
停車場の中は、
花びらでいっぱい。
花びらは、男の子の帽子にも、
せおった荷物の上にも来てとまる。
この村のさくらの花びらをつけたまま、
遠くの町へ行く子もあるんだな。
待合室のベンチの上にも、
白い花びらは散りかかり、
旅人は 花びらの上にこしかけて、
春の山脈をながめている。

 

 

城崎温泉に行く途中、「黒井」という駅でこの詩を思い出しました。

ホームの情景が、この詩にぴったりだったのです。

もう、50年も前のこと小学校6年生(たぶん)の国語の教科書に載っていた詩です。

新学期、教科書をもらって何度も読んだ(最初だけ真面目に予習)ので、なつかしい詩です。

ネットで調べてみると、作者は山形の方で、この駅は山形だろうとのこと。

 

大阪では、桜は終わってしまいました。

万博公園(吹田市)では、チューリップが満開。

キクモモが、鮮やかなピンクの花を咲かせています。

 

             ピンクがきれい!キクモモの木

4月20日は雲ひとつない青空でした。