無料でビールを呑ませる? | 学びながら呑みログ

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アサヒ

呑みネタ 2014年2月25日 無料でビールを呑ませる?

一方で「呑めるようになりたい」と思っている。このギャップはどうしてか。

ビールの苦味がネック。苦味に慣れるまで、ビールが旨いと感じるまで呑まないので、その前に他のアルコールにいってしまう。他のアルコールが甘くて呑みやすいのも原因。

また、まわりがビールを勧めるという、呑む機会、キッカケが少なくなった。

アサヒビールとリクルートライフスタイルは、「ビアマジ!21」という企画を始めた。「21歳であれば、都内対象の118店舗においてビール1杯が無料になる企画です。無料というきっかけによって、飲み慣れる機会を作るのが大きな目的。0円というお得さや、様々なジャンルの100店舗以上の飲食店からゲーム感覚で行ってみたい店を探して訪れ、1軒1杯ずつ、何軒かでビールを飲んでもらえれば、美味しさや酒場の魅力に気付く若者も増えてくるはずです」

無料による機会づくりで、スキー場、Jリーグは成果を出した。

リクルートライフスタイルは、19歳なら指定のスキー場のリフト券が無料になる「雪マジ!19」と、20歳ならJ1・J2の全試合が無料で観られる「Jマジ!20」を実施。2013年に「雪マジ!19」は34万人、「Jマジ!20」は2万人を動員。

「スキー場もサッカー観戦も、若者離れが深刻でした。それらを突きつめると、どちらも『楽しさを知るまでに時間がかかる』という共通点があったんですね。スキーやスノーボードは何度か練習する必要がありますし、サッカーも試合を見る中で、次第にルールやチームの選手を知ってくると楽しくなります。ビールと同様で『慣れ』や『時間』が必要。その修業期間のようなものを、『無料』で乗り越えようという考え方です」

重要なのは、無料対象となる年齢の設定。30歳を超えると飲酒のスタイルが変わらないという調査結果と、社会人に「ビールを旨いと感じた時期」を尋ねたら「大学3年時」と「大学4年時」という答え。「雪マジ!19」や「Jマジ!20」も同様の調査が行われた。

口コミも必要。「21歳だけ無料」「19歳だけ無料」という趣旨は、「いつかやりたい」ではなく、「いまやろう」と同学年の友達を誘いやすい。

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アサヒの特約酒場で「スードラ」を味をなじまさせる。ビールといえば「スードラ」でしょう、となる。じみだが、こういう宣伝がもっとも功を為す。撒き餌のうまさ。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39994