"小さな鈴だと思っていた音が、気づいたら、鐘で襲ってくる"
まさに、そんな感じ。私にとってのがん宣告は鐘どころじゃない轟音でした。
自分の体の変化や不調にとてつもなく鈍感だったな、と(今でもですが)。
昔から、高熱が出ても、頭やおなかが痛くても、学校や病院に行けばなんとかなっちゃう元気印で丈夫な子でした。
我慢強いというのか、鈍感力というのかわかりませんが。
治療している中で、”痛い””しんどい””もうだめ”のボーダーラインが、人とくらべてとてつもなく高いのでは、と気づきはじめました。
抗がん剤治療中も、主治医に”ほかの人に比べて副作用の訴えが圧倒的に少ない”と驚かれる始末。
もう体に染み付いてしまっているこの体質、どうしたらよいのだろう。。。
どれくらい痛かったら”痛い”って言っていいんだろう。
どれくらいつらかったら”つらい”って言っていいんだろう。
訴える相手もいないまま、ぐぐっと歯を食いしばって飲み込んでしまえばたいていのことはがはは、と乗り越えられるようになってしまったこの性格。
そして同じ病気のみなさまのブログを見ていると、とても我慢強い方が多い気がして切なくなります。
病気のことだけじゃなく、恋愛でもこの性格が災いしそうな今日この頃。。。