入手した時から病気ではないかと気になっていたアガベ チタノタ『ブラック&ブルー』の黒い斑点。
一応ベンレートを塗布したが、何やら黒い部分が少しずつ大きくなってるような気がしてきた。
鋸歯の付け根にもあり、触ってみると張りがなくて柔らかい。
これはヤバいヤツ『炭疽病』ではないのか?
炭疽病の画像を検索して色々見てると、シロだと確信できなくなった。
他に赤錆色の斑点が出てる葉もある。
こちらは『さび病』?
それとも炭疽病の初期?
症状が出ている葉を除去するか?
でも、病気ではないかもしれない。
もう少し様子を見てから判断するべきか?
しかし、酷くなったり他の株に伝染したりするのは防がなければ。
炭疽病は非常に厄介だという。
「や~っておしまい!」
心の中に突然現れたドロンジョ様が命令を下した。
あの2人なら間違いなくこう応答しただろう。
「アラホラサッサ!」
鉢から引っこ抜く。
古い根から新しい根が出ていたが、柔らかくてちょっと触るとポロポロ落ちる。
再植え付けの時にも取れそうだから先に全部取っておく。
病変っぽいものが見られる下葉4枚は除去。
ハサミで縦に切れ込みを入れ、左右に裂くように引っ張ると綺麗に取れる。
下の葉から行うと、より綺麗にできる。
作業時は写真を撮る気になれなかったが、翌日にやっぱり記録に残しておこうと思い、ゴミ箱から残骸を取り出して撮影した。
葉の縁の黒い斑点が炭疽病のように思えてしまうんだよね。
ちょいと貧相になってしまったが、病気が酷くなるよりはずっとマシだ。
この後、ベンレート1000倍液に1時間薬浴。
この品種は薬害が出やすいというから水道水で洗って乾燥。
翌日に新しい鉢と用土に植え込んだ。
水やりは1週間ほど控えた方が良いと言うけど、株を抜かずに病気の葉だけ取り除いて治った例もある。
それなら土を湿らせてやるくらいは良いのではないか。
カラッカラの土に植えておくのも忍びない。
そう思って、鉢の受け皿に水をためて土に水を吸わせた。
炭疽病は水やりの飛沫などで伝染するらしい。
風によっても伝染するという話がある。
一方、風では伝染しないという人もいる。
調べてみると、炭疽病を引き起こす菌は何種類もあるようだし、ありとあらゆる植物が罹るから、それぞれで違いがあるのかもしれない。
アガベの炭疽病菌はどうなんだろ?
まあ、とにかく他の株に移ってないことを願うのみだ。