少し前の話だから知ってる人も多いと思うけど、ジークラックがやらかした。
釣り場のニジマス3000匹、増水で長良川に流出…「清流」のイメージダウンに懸念の声 (msn.com)
[岐阜県里川振興課は今回のニジマス流出に関して「アユ漁への影響はないと考えている」としている。]とはいうが、ニジマスは悪食だ。
確かに定着の心配はないと思う。
しかし、仮にアユ漁への影響が少なかったとしても、逃げた3000匹は生きている限り他の生物を食い続けるので、生態系への影響がないとは言えないよね。
ちなみに長良川でスモールマウスバス(コクチバス)が見つかって話題になったこともあったが、これも定着はしないと思う。
スモールマウスは何十年も前に支流の伊自良川上流にある伊自良湖で釣れてたくらいだから、長良川に定着できるならとっくにしているだろう。
それが定着していないってことは、長良川の水はスモールマウスの繁殖に適してないってことだ。
琵琶湖でもスモールマウスの良型が釣れた話はあったけど、とても定着したとは言えない。
関東圏の川にはスモールマウスが多い。
あちらの川は水の硬度が高めだ。
繁殖にはそれがキーになってると思う。
木曽川でもスモールマウスが見つかった話はあるが、大量に見つかった話は未だに聞かない。
揖斐川でも釣れると聞いて、ここなら間違いないと思えるポイントを幾つか回ったけど全く釣れなかった。
サツキマスを釣っているグループが駆除目的で釣りしたら何本も上がったというから、そこそこ増えてるのかと思ったんだけどね。
木曽三川の水はかなりの軟水だ。
とっくに大繁殖していてもおかしくないスモールマウスが一部でしか見つかっていないのはそのためではないか。
だからきっと大丈夫。
違法放流した人の思惑通りにはいかないと思う。
な~んて暢気に構えてると適応したやつが本流で大繁殖したりして。