いつもの川へ行ってきた。
前回同様、お約束ポイントから入った。
そこで小ぶりなのを1本キャッチ。
続けていると、かつての逆V字ゾーンが砂で埋まった所の流れの際でベイトフィッシュが跳ねて逃げ始めた。
その直後、水面が、
〈バシュッ!〉
〈ボシュッ!〉
と炸裂。
急いでワームを回収しながら見ていると、
15~20cmくらいのアユがエライ勢いでこちらに逃げてきた。
それを凄まじいスピードで追う黒い影。
45cmはあるスモールマウスだ。
思いっきり目の前まで来て、自分と目が合ったら稲妻のように流心へ戻っていった。
(あちゃ~)
ボイルに投げることができていたら…。
お互いに認識した後で食ってきたスモールマウスはいない。
しかし、分かっていても戻っていった流心付近へ投げてしまうは釣り人の性。
そして例外のパターンとなることはなかった。
お世辞にもバスが多いとは言えない川なので、もしかすると、黒い稲妻は先週釣ったやつかもしれない。
しばらく右側のシャローをチェックして時間を置いてから、1本目が釣れたサンドバーの際を探っていると抑え込まれるようなバイトが!
(アイツかも!)
ついつい期待して合わせる。
(よし、乗った!)
しかし、あの黒い稲妻には程遠いサイズで1本目と同じくらいだった。
その後は当たらなくなって岩撃ち&瀬尻エリアへ向かった。
( あ… )
目指す所には人が入っていた。
仕方なく最初のポイントに戻ってみるも、相変わらず当たりは梨のつぶて。
ここで釣れ続くことは殆どないから、入る魚の数は決まっているようだ。
朝イチにはこんな風に
モヤが立ち込めて涼しくて良かったが、そんなモヤもとうに消えて暑くなっていた。
食料&水分を摂ろうと車へ戻ると、
(おっ!)
岩撃ちエリアの人が居なくなっていた。
エネルギー補充してから向かうと、草陰で見落としてたのか一人だけ先行者が居たので挨拶して状況を聞いてみた。
すると釣れてもハスばかりだという。
アユ漁の人も今年はハスが多いと言ってたそうだ。
ハスが居るなんて知らなかったから驚いた。
そして、時々ある変な当たり(ワームに歯の痕もつかないがニゴイではなさそう)はハスだったのかと納得。
常連の人(多分、自分が朝イチポイントへ向かってる時に来た人)が45cmを上げたと言うので運が良ければ良型が上がるようだ。
話を聞いた彼は、いつもはもっと上流域で釣りしてるのだが、初夏の大水で魚が居なくなってしまい、この辺に流れ落ちてきてるんじゃないかと思って来たそうだ。
一通り話し終えてから空いてる所に入らせてもらった。
所々深くなっている箇所を撃ちながらノーバイトのまま瀬尻へ入った。
そして瀬尻でも反応は無い。
ふと見ると彼は居なくなっていたので深い所を撃ちながら戻りのチェックをしていると、小バスを1本追加できた。
最後に朝イチポイントに入り直した。
先週もこれで良型が釣れてるから可能性はゼロではない。
サンドバーの際を通すとバイトが来た。
(よっしゃ!)
と合わせる。
[ジイィッ!]
一瞬だけドラグが鳴って軽くなった。
すっぽ抜けだ。
再度通すとまた食ってきた。
そして同じくすっぽ抜け。
二度ある事は三度…あってくれなかった。
これにて納竿。
今回は小バスが3本で終わったけれど、良型も動いていることは確認できた。
あ、そうそう、最後のポイントで足下の浅場を通り過ぎて行った20cmくらいの細長く平べったい魚を視認できたけど、きっとあれがハスだろう。
スモールマウスにもハスパターンってあるのかな?