古代ギリシャ時代にルクレティウスという哲学者がいました。
ルクレティウスは、素晴らしい詩句を残しました。
崇高なるルクレティウスの詩句は、
地上のすべてが滅びるまで生き続けるだろう。
オウィディウス
1417年1月、ボッジョ・ブラッテョリーニによって、ドイツの修道院で彼の詩句は発見された。
私はこれから、自然がいかなる力を持って、太陽の運行や月の
漂白を伺っているか説明しよう。
空と大地の間に伸びる自らの行路を、太陽や月が自らの
意思で移動しているなどと考えないで済むように。
または、太陽や月が何らかの神慮によって回転しているなどと
考えないで済むように・・・・・・・・。
当時は教会がゆるぎない力を持っていた時代でした。
1516年キリスト教会協会はルクレティウスの本を読むことを禁じた。
1551年ルクレティウスの著作は教会から追放された。
デモクリトスの像
偉人デモクリトスという鳥の目を持った驚異の哲学者、
科学者がいた。
古代ギリシャの自然哲学にピリオドを打ち、精神的な物よりも
物質しか信じていなかった。
デモクリトスは原子論を唱えた。
空っぽの空間と原子だけが、ただあるのだと考えた。
アブデラの出身で恩師レウキッポスは、ミレトスから来た。
残念な事にデモクリトスの数十巻におよぶ著作はすべて散逸している。
ミレトスは哲学発祥の地
デモクリトスの弟子の弟子に当たるエピクロスの哲学を
ルクレティウスは信奉していた。
彼はデモクリトスの代弁者でした。
ルクレティウスは原子を海を、自然を歌った。
科学的な視野を美しい詩句の中に残した。
2000年後、デモクリトス(唯物論者)の原子論は正しいと証明された。
誰だと思いますか?
そう、かのアインシュタイン博士でした。
デモクリトス
物理学の始祖だった。
{紀元前およそ460年~370年}
現在は2017年です。
まるでキリストの復活みたいですね。
そうだミレトスに行ってみよう!
ここまで読んで頂いて有難うございました。