9月入って、文化祭も終わりました。
今年は担任とかないので、ちょっとさびしいような、ゆったりしてるような・・・。
たくさん卒業生も来ていて、声かけてくれました。
「先生、もらった本、おもしろかったですよ」
と声かけてくれた男の子もいて、うれしかったです。(その本は「期間限定の思想」内田樹さん)
転勤されたF先生もいらしていて、北海道に旅行された写真を見せてもらったり、たまった国語通信をお渡ししたりして、本の話もできました。
私のことを本当によく理解してくださって、いつも励ましてくださっていた先生。また通信お送りしますから~~。
趣味で雑貨をハンドメイドしているMちゃんも来ました!
いっぱい作品見せてもらった~。その根気に脱帽。
さて、8月の読書です。
①「自分の仕事を考える3日間」西村佳哲 弘文堂
②「人生2割がちょうどいい」岡泰道×小田嶋隆 講談社
③「ザ・万字固め」万城目学 ミシマ社
④「シモネッタの男と女」田丸久美子 文芸春秋
⑤「日記をつける」荒川洋治 岩波文庫
⑥「発光地帯」川上未映子 中央公論新社
⑦「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和 日本経済新聞出版社
⑧「紙の月」角田光代 門川春樹事務所
⑨「終わりなき旅」村上もとか 徳間書店
おもしろかったのは、以下の3冊。
④「シモネッタの男と女」田丸久美子
イタリア語通訳というお仕事と、(たぶん)生来の豪胆ぶりで、これまで多くの人に出会って渡り合って観てきたエピソードが語られています。そして、「ながいお付き合い」だからこそ、の語りです。
すべてがハッピーエンドというわけではないけれど、そうした人生のあれこれを、見守りあえる・・・見届け会える…友達を、大事にしなくちゃなーと思いました。そのためには、遠慮はダメ。ケチもだめ。(笑)・・・でも、無理もダメだよね~、そこが難しい。
⑧「紙の月」角田光代
結末(主人公は、銀行で横領した派遣社員で、露見してタイに逃げている)はわかってるのに、横領がばれそうなところは、ドキドキして、読み進めたいのにページをめくるのが怖くて、面白かったです~。
どうでもいいけど、舞台が今住んでいるところに近くて、そのへんもリアリティがあった・・。
そして、⑨「終わりなき旅 僕はマンガをこう創ってきた」
子供のころから大好きな漫画家、村上もとかさんのエッセイです。
読者に対する・・・マンガに対するリスペクトがすごい。
いい仕事するには、妥協したらあかんなって思いました。
高校時代(今の勤務校の卒業生。。。実は・・・)のエピソードもあって、面白かったです(^^)
昔の朝日新聞に、村上さんが高校時代、つげ義春さんの漫画を読んで
「マンガでもこんなに文学的な表現ができるんだ!」
と思って漫画家を目指したというようなことが書いてあったので、帰省した時「おひさまゆうびん舎」で見つけて買いました。
マンガ
「無能の人 日の戯れ」つげ義春 新潮文庫
高校時代にこれに感銘を受けるって、すごいな・・・。
その時一緒に購入したのがこれ。
⑤「日記をつける」
古今東西のいろんな日記を引用しながら、日記の付け方や心構えを指南してくれています。
単純にも、日記を再開してしまいました。
…と言ったら、Mちゃんもほぼ日手帳を買って日記をつけているらしい・・・。
「お互い、続けましょうね!」
と言われて、プレッシャーも感じつつ、息子の成長記録や自分を振り返る手段として、一言ずつでも続けていきたいです。
⑦「超整理術」
佐藤可士和さんの、仕事への心構えが書かれていて、わたし、身の回りはいつも紙や本があふれてるのですが(>_<)、いらないものを捨てて、生活の無駄を省きたいと思いました(ものを探す時間とか減らしたい)。
・・・といいつつ、今日はブックオフに寄ってしまった・・・。
鷺沢萠さんの、最後のエッセイ?小説?を手に入れた・・・。
彼女が亡くなってもう10年・・・まだ読んでないものに巡り合えるなんて、思ってなかったので、感慨深いです。