①「社会学入門」見田宗介 岩波新書
②「眠れなくなる夢十夜」 小説新潮編集部編 新潮文庫
③「クイズでわかる日本の古典」大伴茫人 ちくま文庫
④「心」姜尚中 集英社
⑤「公立高校から東大に行こう!―「行きたい大学へ入る勉強法」と「家庭力」のルール 」 滝田 大 ・ 滝田 洋子 (著) こう書房
おもしろかったのは、②④。どちらも、6月のK先生の勉強会で勧められたもの。
②「眠れなくなる・・」は、小説新潮の企画で、現代作家のいろんな人が、漱石の「夢十夜」にちなんで、それぞれの「夢十夜」を書いたもの。K先生は、この中の萩原浩の作品を問題集で読んで、続きが気になって仕方がない…と紹介してくださいました。
夢と現のあわいの世界、・・・さかいめははっきりしてなくて良いのだ・・・と思います。こういう世界、好きです。
④イマドキの若者と、「私」のメールによる交流を描いている構成。親友を亡くした若者が、3.11で津波にさらわれた遺体を引き揚げるボランティアをするんだけど、その途中でいろんな矛盾を感じたり・・・。
そして「私」(姜尚中さんご自身だと思われる)の心の中には、亡くなったばかりの息子さんが、まだ受け止めきれずにいます。
確かに、小説というには・・・という気もしないでもないけど、手記というかエッセイとしては読みごたえがありました。
①秋に見田先生のお話を聞いたことがあり、朝日歌壇に投稿された歌から現代社会を読む・・・という内容だったんだけど、その元になっていると思われる部分があったので、借りてまた読んでみました。
社会学って、面白そう・・・。
③職場の先生たちと神保町に行ったとき、ワゴンの中からふらーっと選んでしまいました。
クイズ形式なので、軽く教材にしたりするのもいいかなと。
古典の知識、あんまりないんですが(!)、だいたいわかるくらいのレベルだったのも、ちょうど良い(笑)
⑤勤務先の図書館で借りました(笑)。公立高校です。
親の心構えとか、コーチングみたいな内容だった。・・・新鮮さはそんななかったかな。
でも実際、お子さんは滋賀の公立高校から東大に入ったらしく、頭よかったんやろっていえばそれまでですが・・・、そこは説得力がありますね(^^;
今年も担任はないけど、3年生担当、・・・また怒涛の2学期が始まります・・・。浪人してる子たちもまた大変な季節、みんなの第一希望が実現しますように!!
7月は仕事も忙しくて、この5冊しか読めませんでした・・・(T_T)