原 則 

1 1回の問題数は2問。

2 アトランダムに出題する。

3 センター試験前日まで、できるかぎり連日出題する。

 

問17

1960年代以降の内閣が総辞職した事情に関して述べた次の文について、古いものから年代順に正しく配列したものを、下ののうちから一つ選べ。

 

 この内閣は、沖縄の日本復帰実現を機に総辞職した。

 この内閣は、政治資金などをめぐる金脈問題を追及されて総辞職した。

 この内閣は、オリンピック東京大会を成功させて総辞職した。

 

 

 

 

 

 

 

 

問18

古学派の活動や業績について述べた文として誤っているものを、次ののうちから一つ選べ。

 

 古学を本格的に創始したことで知られる山鹿素行は、『聖教要録』を刊行して朱子学を批判したため、赤穂に配流された。

 伊藤仁斎・東涯父子は、京都堀川に私塾古義堂を開設し、堀川学派あるいは古義学派と呼ばれる古学の一大勢力を形成した。

 江戸に私塾蘐園塾を開設したことで知られる荻生徂徠は、徳川吉宗の諮問に応じて『政談』を著した。

 石田梅岩がとなえた思想は、商業の正当性や存在理由などを強調したため、京都やその周辺の富裕な町人層に支持された。

 

まおぴん15行程度の空白ののちに解答解説ありまおぴん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問17 正解は

池田勇人内閣(1960.7~1964.11)は、60年安保闘争によって日本の社会に大きな亀裂が走った直後に成立した。

 

→参考一橋大論述新研究78(13-Ⅲ 問4を考える)

 

「寛容と忍耐」をスローガンにした池田内閣は、こうした事態に対処するために「政治の季節から経済の季節へ」の転換を図り所得倍増計画を決定した。

 

また、中華人民共和国との貿易拡大をめざす(LT貿易)とともに加えて、一連の貿易自由化措置も推進し、東海道新幹線(東京―大阪間)が開通した1964年、オリンピック東京大会の成功を機に総辞職した。

 

佐藤栄作は、岸信介の実弟で、吉田茂のもとで政治家としての地歩を固め、1964年に池田勇人内閣を後継した。

佐藤栄作内閣(1964.11~1972.7)は、高度経済成長の継続などを背景に、7年8カ月におよぶ長期政権になった。

 

https://www.nippon.com/ja/features/h00296/

 

1972年、佐藤栄作内閣が退陣すると、田中角栄内閣(1972.7~1974.12)が成立した。

田中角栄首相は、対外面では日中共同声明発表などの成果をあげたが、国内面では「列島改造」政策を打ちだすなかで第1次石油危機に遭遇した。

戦後初のマイナス成長を記録した1974年に、田中首相は政治資金と個人資産をめぐる金脈問題を追及され、辞意表明を余儀なくされた。

 

つづいて成立した三木武夫内閣(1974.12~1976.12)の時には、1976年にロッキード事件が発覚。それは田中前首相の逮捕という重大な事態に発展していくことになった。

 

問18 正解は

 この文章は心学についての説明になっている。

心学とは、18世紀前半に京都の石田梅岩が創始した庶民教化の思想。

 

ギザギザギザギザギザギザ

 

 東大教室(日本史) 直前講座 

東京 2020年2月3日(月) 10:00~15:30

大阪 2020年2月2日(日) 10:00~15:30

詳細については、こちらをご覧ください。

https://gpzemi.gakken.jp/live/class/

 

 入試直前・東大日本史に備える 

朝日カルチャーセンター新宿教室

2020年1月30日(木) 13:00~17:00

詳細については、こちらをご覧ください。

https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/2c570fa8-76eb-5a22-dfd3-5ddceceac01f

同講座は、東大教室・直前講座と同内容ですが、

シミュレーションテストは実施せず、講義のみになります。

その分、講義内容(重点学習分野の確認)に

やや厚みを持たせる予定です。

また、朝日カルチャーセンター新宿教室では、2月中に

“最後の質問相談会”を実施します(2回を予定)。

 

 

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