歯を残す生涯のかかりつけ医　野地デンタルクリニック -359ページ目

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I think my baby is coming.

こんにちは^ ^。のじみちよです。

今わたし、妊娠しています。

でも、残念ながら、稽留流産との診断を受け、手術を受けることになりました

。

結婚して、六年目で、
やっと、赤ちゃんが、来てくれたと、大喜びしたのもつかの間、
赤ちゃんが、成長していない、心音が聞こえない、ということが分かり、
一ヶ月の間に、ジェットコースターのような勢いで、喜びと悲しみを、味わいました。

五週頃の超音波画像

妊娠に至るまでに、病院で検査を受けたりもして、
産婦人科の先生に、体外受精でないと駄目だと言われたことがありました。

少しだけ、ホルモン剤を飲んでいたことがありましたが、私には合わなくて、
結局、自然妊娠を、待つことにしました。
もちろん、気持ちの葛藤は、ありました。
なんだか、私は仕事でも、今ある歯を、かみ合わせを、できるだけ守る、コンベンショナルな方法に、とても魅力を感じるのですが、
妊娠も、やはり、コンベンショナルが、1番だなぁ、って、思えてしまうんです。

きっと、私に合った、タイミングで、赤ちゃんが来てくれるだろうと、信じ、
信じるといっても、時々迷いが出てきたりもしましたが、
それでも、体本来の力を、活かせるように、
食べ物や生活習慣を見直しました。

それに、大好きな旦那様と、やり甲斐のある仕事という、大切なものが二つもある。その二つを大事にしようと、思っていました。

ありきたりかもしれませんが、ないものを数えるのではなく、今あるものに、目を向けてみると、「あら、私って、幸せものね

」って、心から思っています

。

流産という結果は、とても悲しいのですが、
「私も、自然妊娠できるんだ

」と、分かったことは、
大きな自信に、なりました。
この妊娠が、あったことで、次の妊娠を、より信じることが、できる気持ちです。

この一ヶ月間、体調の影響で、できる仕事に制限がでてしまい、
口腔衛生指導を担当していた患者様には、担当が替わるというご迷惑を、おかけしてしまいました。大変申し訳ございません。

また、スタッフ皆さんには、私の仕事の一部も、担当してもらうことになり、ご迷惑をおかけしてしまいました。

ありがたいことに、スタッフ誰一人として、不満を言うどころか、
私を、気遣ってくれました。
仕事は黙々とこなしてくれるし、材料注文や、取引業者さんとの連絡など、初めて任せたことも、きちんと進めてくれました。
私が診療室にいるときは、さりげなく椅子を持って来てくれたり、先回りして仕事を進めてくれたり、
とても心強かったです。

また、主人は、一緒に気持ちを分かち合える、優しい人で、
この人で本当に良かったなと、思います。
主人の実家も私の実家も、私が負担に感じないような心遣いをしてくれて、有難く思います。
友達も、残念な結果を、報告した際にも、しっかり受け止めてくれて、心強かったです。

私の赤ちゃんは、一度お空に帰ることに、なってしまいましたが、
私も主人も、また、赤ちゃんが来てくれることを、待っています。

私の赤ちゃん、あのね、周りには、これだけたくさん、優しい人達が、いるからね、
生まれてきたら、きっと、大歓迎してもらえるね(^ ^)

待ってるよ～

iPhoneからの投稿

◯何もしない、勇気

こんにちは^^
歯を残す生涯のかかりつけ医を目指す@のじみちよです。

突然ですが、

歯科は、外科の要素が、強い、診療科です。

そして、
治す、といっても、
できることといえば、

失ったものを、補い綴り、機能の回復をはかること。
今ある状態を、できるだけ永く、保存できるよう、問題を取り除くこと。

したがって、歯と口腔の状態によって、選択肢が、限られて来てしまうので、
早期発見が大事です。

それから、失った部分にたいしては、「補い綴る」のですから、
「元に戻せる」訳ではありません。

そこで、できるだけ元の状態に、近く、永く機能できるように、
10年以上先を読みながらの診断力や、治療方法、細かな技術が、大事になります。

さて、学生のときに、診断学、という授業がありました。
その中で、印象に残った、言葉がありました。
それは、次のようです：

「これは、正常か、異常か」
「異常なら、緊急性が、あるかどうか」

その時は、当たり前のことと思い、深く考えていませんでしたが、
臨床の場に出て、この言葉、特に二つ目の言葉が、だんだん重みを、増して来ました。

例えば、よくあることでは、
むし歯、といっても、
ほんの少し脱灰(歯が溶け始めている)しているものから、
歯自体の保存が不可能なものまで、様々です。

むし歯ではあるけれど、
すぐに削ってしまうと、
かえって侵襲が大きいと、判断し、

削るよりは、まずは歯磨きの仕方と、生活習慣の改善を、はかる方が、
長い目でみて、患者さんの為になる場合が、あります。

その場合、時として、患者さんから見ると、

「何もしてくれない」

と、お感じになることが、あるようです。

確かに、分かりやすく、削ってしまうほうが、
「治した」と、分かりやすいですよね。

でも、長い目でみると、歯を失う方向に、スピードを、早めている場合も、あるのです。

私たちにとっても、この「何もしない」というのは、上のような誤解を招く場合があるので、
少し勇気が要ります。

でも、長い目で見て、患者さんの為になる選択肢を、お示しして、実践することを、
常に心がけております。

歯を残す生涯のかかりつけ医は、
ここは譲れないと、思うのです