師匠、西はイリス、東には何があるんです?

 

 風に舞い上がった細かい砂に、台の表面がさっとまぶされる。それを見るや、湿らせた雑巾でふき取りながら師匠に尋ねる。

 

「東か。東は我々とはまた違う民族の国があるぞ。
それも一つではない。」

 

 どんな国なんですかね。

 

「主に、王の一族が束ねる国だな。古来より内戦が多く、そのせいか有名な兵法書まであるような、そんな国さ。」

 

 へいほうしょって何です?

 

「そうだな、お前も良く知ってると思うが、戦争をはじめとした争いはちょくちょくあるだろう?」

 

 はい。
そのたびに農作物が荒らされて、僕たちがお腹を空かせることになります。

 

「その戦争を、いかに血を流さず知恵で解決するにはどうしたらいいかという、人間の心のスキをつく術を綴ったようなものさ。」

 

 そんなすごいものがあるんですね!
もし、それで本当に戦争までしなくていいなら、みんながしんどい思いはしなくても良くなります。

 

「そうだな。だが、その代償みたいなものだが、少し卑怯じゃないかと思えるものもそれなりにあるんだ。」

 

 それでも、血を見ないで済むなら。

 

「おまえはそう思うか。
それを基にしたジュキョウという、宗教をもつ国もあるんだ。」

 

 へえ。

 

「上下関係に厳しいのが特徴だな。」

 

 師匠と僕みたいなものですか?

 

「そうだな。親は子に逆らえないみたいなものだな。」

 

 ええ?

 

「一見、合理的で自然に見えるかもしれんが、そうやって年長者をただ無条件に敬うようにすることで、長く生きているだけに当然に持っているだろうお金や情報を引き出すひとつの"兵法"かもしれんな。」

 

 うわあ。

 

「実際そんなもんだぞ?ただ、常識までそうなっている社会だから、さぞ窮屈だろうな。従わなきゃ異端者として一生はぐれものだろう。」

 

 きつそうです..。

 

「だから、自分が年長者になった時に、積年のうっぷんを目下の人間に思いっきりぶつけるわけさ。」

 

 …。

 

「典型的な悪循環だな。ははは。
…俺も師匠なわけだが、そうした方が良いか?」

 

 えええ!やめてください。

 

 

※この物語はフィクションです。登場する人物や団体は架空であり実在するものとは一切関係がありません。

 

※この作品は2024年8月20日にnote.comに掲載したものです。

 

 

 どんな道具も使い方による。

 

 世界には依然として何かが始まればすぐにでも、すべてを焼き尽くしてしまうほどの核兵器が配備されている。

 

 数は減ったかもしれないが技術と共に質も向上していく。

 

 世界のパワーバランスが崩れないことと、人間がミスを犯さなければまだしばらくは大丈夫そうだ。

 

 

 世界を変え得る道具の一つにお金もある。
お金は主義の違い関係なしに、どの国でも存在している物だ。

 

 共産圏の物資が不足する国においては、配給制度が今だ存在するところもあるようだが、お金が役に立たない分、物資の横流しが横行している。

 

 結局は最下層の国民が貧困に苦しむのは、どんな時代でも、どんな主義でも変わりはない。

 

 

 各国でその貧困の質は違う。

 

 国の最低保障制度セーフティーネットがどのように実現しているか、そもそも存在していないかによるだろう。

 

 税金のそもそもの目的は、富の再配分にある。

 

 年間最低120万円あれば生活できるとして、年間の所得1億円から半分を税金で回収しても、計算上十分に生活は出来る上に余るだろう。

 

 一方で、年間所得100万円から50万円回収すると生活出来なくなる。

 

 前者のような余裕のある世帯から、より多くの税金を負担してもらう形をとることにより、全体のインフラや後者のような低所得者層に配分を行う事で、国として後世にまで維持が期待できる。

 

 ただし、税金も取ればいいという訳では無く、前者本人や先祖の誰かの強い努力が成した結果で、そのような高所得、または資産があることを忘れてはならない。

 

 

 人口が減り続けると、単独民族だけでは後世になるほど血縁が近くなりやすくなるため、遺伝的な病が発生する可能性が高くなるだろう。

 

 

 そのため、高所得者だけが生き残ればいいという話にはならない。

 

 また、誰かの消費や支出が誰かの所得、給料になっていることも忘れてはならない。

 

 

 かつて、昭和後期のバブルが崩壊したその後のように、その時には各々力を発揮できない、時運による無力な人間だっている。

 

 

 そのように、最低保証制度を広く敷くことにより、その後の展開によっては驚くべき結果を残す人間が現れることを忘れてはならない。

 

 資本主義経済においては、最低保証制度の質によって、多くの消費者を産み出し維

持することに繋がる。

 

 結果、その消費者が使うお金が、その地域の人達の所得に繋がっていく。

 

 ここに気づけるだろうか。

 

 

 最低保証制度の質、すなわち富の再配分とその効果は国の裁量で決まる。

 

 

 現代においては、ようやく最低給付保障制度ベーシックインカムが実現しているが、もともと存在していたわけではない。

 

 国会は実力のある実業家や、そこから発展した資産家から広く選ばれ、基本的にはビジネスの経験が豊富である人間が多い。

 

 そのため、お金よりも人材や知識の価値に重きを置く人が多く、最低給付保障制度ベーシックインカムが実現すると困る人達を一掃し、実現に漕ぎつけたわけだ。

 

 そんな現代の国会議員の人達は、すでに自身で多くの資産を持ち、ゼロからでも自身で稼げるノウハウを持つ。

 

 それゆえに政治とカネの問題がそもそも無い。

 

 あるとすれば我田引水問題だが、会計の透明性が徹底され、AIが事務労働力として盛んに活用されている昨今だ。

 

 国民の監視を潜り抜けることは難しいだろう。

 

 バレたら最後、本人は収監、財は国庫に、子孫にまで影響が及ぶだろう。そして、そんな人間を選んだ国民に問題と責任があるだけだ。

 

 国も国民の利益のために動く会社のようなもので、海外との貿易だけでなく、安全保障の交渉も欠かせない。 

 

 ビジネスや契約はフェアに履行されるとしても、肝心の中身、条件がフェアでなければ意味が無い。

 

 そこに気づけるセンスの持ち主も人材として必要だ。
さすがに国や人間同士の交渉の相手としてAIは据えられない。

 

 お金はよく水に例えられる。
お金ではなく米や小判を使ったとしても変わりはない。

 

 持ち運びや保存に適しているかどうかの違いだ。

 

 米は水に濡れると保存がきかなくなる。
大量に持つにも蔵がいる。
何より食料の用途が強く、交換には不便するだろう。
 

 庶民を制するには都合のいい通貨である。

 

 要は、水のありかを見つける才覚に長けている人物と、貯える器を大きく持つ人物、水を増やすことに長けている人物、それらいずれかか、そのすべてか、まだ知られていない何かか。

 

 人は水なしでは生きてはいけない。
水に近いものを手に入れることもできるだろう。

 

 最低限の制度すら無いというのであれば、かつてのフランス革命のように決起する必要があるだろうが、そうでないとすれば、おおむね自分のせいである。

 

 共産圏が好きなら、勝手に引っ越せばいい。

 

 最低限の収入が保障された現代において、少なくとも由美さんが言っていたようなお金のために身体を売る人はいなくなったようだ。

 

 さて、困る人でもいたのだろうか。

 

 

※この物語はフィクションです。登場する人物や団体は架空であり、実在する人物や団体とは一切関係がありません。

 

※この作品は2024年4月16日に note.com に掲載したものです。

 

「よし、これで取引成立だ。」

 

「世話になったな、サウスを回るからまた一年後な。」

 

「わかった、また旅の話をしてくれ。」

 師匠が一枚の皮紙を手渡しながら、ラナフさんとがっちり握手を交わす。

 

「ああ、もちろんだ。達者でな!」

 

「いい旅を」

 名残惜しそうにゆっくりと荷馬車の車輪が回り出した。

 

「また来年…か。」

 荷馬車が見えなくなると、お師匠がそうぽつりとつぶやく。

 

 僕がそんな師匠を見上げていると、気づいたらしく。

 

「また会えると信じてはいるが、これが最後になるかもしれん。
毎回そう思えてな。」

 

 すると、そうだと思い出したかのように続ける。

 

「今回、あいつとの取引で渡したのはあの紙だけなんだ。
何か不思議なことはないか?」

 

 と、別れの寂しさを振り払うかのように師匠が尋ねる。

 

 

 少しやり取りについて思い出してみよう。

 荷馬車から皮を荷車にせっせと降ろした。

 

 皮は全部で53枚、1枚当たり銀4枚だ。
そして、イリスで払う。

 

 イリスってそもそもなんだろう。

 

 そう少し口に出すと、ああと師匠が付け加えてくれた。

「イリスはなあ、ここから西へずっと行くと辿り着く国なんだ。
これから冬になるだろう?あっちの宗教、つまりその国に住む人達が信じる神様の祭りがあるんだよ。」

 

 師匠が続ける。

「国が違うから、使ってるお金も違う。
イリスのお金もこっちのお金も、金、銀、銅と種類は大差がないが、別の物を使っているんだ。」

 

 そう言いながら銀貨と銅貨を見せてくれた。
どちらも普段ここで使っているものだ。

 

 銅貨は僕にもわかる。
これ1枚で一食分、大人の量で十分な食事をすることができる。

 

「金貨はちなみに今は無いぞ?」

 

 なぜだろう?商売上必要ではないのだろうか。

 

「そう思うだろう。だが、周りを見て見ろ。
こんな露店でそんな貴重なもんを置いているとしたら、お前ならどうだ?」

 

 師匠が不気味な笑みを浮かべて言う。

 

 ちょっとした隙に盗まれたり、どうかしたら強奪されそうだ。

 

「そう。みんないい奴に見えるが、内情はわからん。
今日は良くても、明日はすっからかんかもしれん。
腹が減ってどうしようもないならお前もわかるだろう?」

 

 そう、いけないとわかっていても、つい手が出てもおかしくはない。

 

「ラナフは、これからオオカミやらなんやらいる土地を渡り歩く。
だが、恐ろしいのはそんな動物だけじゃない。
盗賊だっているのさ。」

 

 では、お金は渡していない?

 

「そう。あいつに渡したのは取引の証書だ。」

 しょうしょですか?

 

「そうだ。契約書みたいなものだな。
ここに置いていないだけでまとまったお金は全部、うちが加盟する商人団体に預けてあるんだが、イリスにもその支店があるんだ。」

 

 今一つ吞み込めないでいる僕に気づいたお師匠が、はははと笑う。

 

「まだ難しかったか。
まあ要は、代わりに皮の代金を払ってくれる仲間が向こうにいるから、ラナフはそいつを訪ねるってことだな。」

 

 おお、すごい。

 

「そのうちわかるようになるさ。」

 

 師匠がついでにと付け加える。

 

「たとえ金を持っていても、持っているなどと周囲に言わんことだ。
何の得にもならんだけじゃなく、危ない事にしかならんからな。」

 

 よく覚えておけよと。

 

 

 

 

 

 

※この物語はフィクションです。登場する人物や団体は架空であり、実在するものとは一切関係がありません。

 

※この作品は2024年8月19日にnote.comに掲載したものです。

 

 

 「さて結局のところ――

 

――がないと食うに困るんだ。」

 

 細かい砂が飛び交う中、僕はお師匠の一言一句に気をつける。

 

 気をつけてはいるが、この風の中なかなか聞き取るのも難しい。しかし、こうも機嫌よく続けるお師匠の話を遮るわけにもいかない。

 

 お師匠はこのメイサという街に小さな露店ではあるが、店を構える少しばかり名の通った商人の一人だ。

 

 さらに、質問してもなかなか欲しい答えはくれない。

 

 ふふんと鼻を鳴らして歩くお師匠の後を、なんとか遅れないように小さな歩幅でついていく。

 

 

「メル、お前を預かる時になんて言ったか覚えているか?」

 

 大体いつもこうなる。

 

 

『いいか、なんでも誰かに答えを求めようとするな。
まずは自分の頭で考えろ。それができりゃあ、まずはなんとかなるさ。』

 

 そう最初に言われたのはちょうど一年前、
僕が十歳になったばかりだった。

 

「お、来た来た。
メル、ペンを出してくれ。」

 

 

 は、はい、お師匠。
台の下にある小さな木箱から取り出す。

 

「やれやれ、どうだい商売は?」

 

 はっはっはと笑いながら迎えるお師匠。
恰幅のいい行商人のご来店だ。

 

 

 腐れ縁だと聞いている。

 

「ノスで地滑りだな。
あっちだとしばらく贅沢品は厳しいな。」

 

 これから冬を迎えるというのに。

 

 

「じゃあ小麦か?」

 

「いや、国境がな。」

 

「ひどいな。」

 

 

「―― どうだい。なかなかいい皮だろう?」

 

 

 そうだなあと手にしつつ師匠が唸っている。

 

 

「どれだけある?」

 

「全部で53枚だな。」

 

「それで、いくらで売るつもりだ?」

 

「銀4枚ってところだな。」

 

「おいおい、去年は2枚だったろうが。」

 

「言っただろ、今は大変なんだよ。」

 

 

「そういやなあ、イリスに行くのか?」

 

「そのつもりだ。
冬だろう?これからだからな。」

 

「ああ、あっちの祭りは見ごたえがあるからな。」

 

「商売もな。」

 

「ははは、違いない。」

 

 

「木炭を持って行かないか?」

 

「あるのか?」

 

「ああ、ウエスから来た新入りが知識持ちで焼いているぞ。」

 

「へえ、あっちはなかなか行かないから話が聞きたいね。」

 

「紹介しようか?」

 

「頼む。」

 

「皮はそうだな、イリス通貨で払おうか。」

 

「本当か?そりゃ助かるよ。」

 

 

「そういや、跡取りが生まれたんだったな。
改めておめでとう、ほれ、お祝いだ。」

 

 

 そうして荷台から出てきたのは、大きな肉の塊だ。

 

「じゃあ、今日はこれで飲むか!」

 

 

「おおし、おーいみんな、行商人のラナフがうちの息子の誕生を祝ってくれているぞ!」

 

 おお!と周囲の露店の商人たちの耳に師匠の声が届くと、わらわらと集まり始めた。

 

 

「―― メル、裏できっと聞いているはずだが、アンナと息子を呼んできてくれ。」

 

 

 はいっ

 

 

 騒がしいが、思い出に残る夜だ。

 

 思い思いに何かを持ち寄ってくれる。

 

 さあ、明日の朝ばかりはお腹がすいて目が覚めることはないだろう。

 

 

 

※この物語はフィクションです。登場する人物や団体は架空であり、実在する人物や団体とは一切関係がありません。

 

 

 そうそう、これでラナフさんの名はますます近所の人達に知れ渡る。ラナフさんにとって一番の収穫はお金だけとはならなかった。

 

 

 師匠が最初に言っていた言葉は ――

 

 

※この作品は2024年8月18日にnote.comに掲載したものです。

 

 

 自分の人生があと1日だとして、どんな過ごし方をするだろう。

 

 

 少なくとも気持ち悪いと思う人物に割く時間など1秒たりとも無い。
そう考えるのが自然だろうな。

 

 

 人によって自分の人生の残り時間は実に様々だ。
もしかしたら100歳まで生きるかもしれない。

 

 

 かと思えば来年の今頃は、もうこの世にいないかもしれない。

 

 

 これらには共通点があって、今自分でこの世からドロップアウトすることを選ばなければ成立する条件に過ぎない。

 

 

 現代の文明での人間の寿命は生まれてから、お正月をせいぜい80回迎えられるかどうかだ。

 

 

 そんな貴重な限られた今の時間を、何に使うかは人それぞれで自由だが、少なくとも嫌だと思う事に関わる時間はできるだけ無いに越したことはないだろう。

 

 

 もしかしたら、嫌いな人物でも知らない面を知ることによって、万や億に一つはその認識が変わるかもしれないが、そもそもそこに、それもわざわざ時間を割く価値があるかどうかは徹夜で寝て考えたいものだ。

 

 

 「彼らの事件があって株公開は未定になったけど、彼らに退職金諸々は支払わなくて済んだんだよね。」

 

 

 今日は藤沢さんと二人で社長が詰める新しい事務所に呼ばれている。

 

 

 過去の法や労働契約に従って、長年積み立ててきた退職金を支払わなくてよくなり、その額は合わせてなんと億を超えていたという。

 

 

 会社として広く悪い宣伝になってしまったが、全員懲戒解雇処分に出来たことで不本意ながら、自由に使える資金を得ることができたようだ。

 

 

 もちろん、被害者の存在は忘れてはならないだろう。

 

 

 あれからずいぶん経つこともあって、事件報道を覚えている一般人はもうほとんどいないと言っていいだろう。

 

 

 わたしもその関係者のひとりだと知られているわけはないが、こっそり言われていたらどうしようという思いはどこかにあった。

 

 

 被害者なのにそうなるのは、冷静に考えると特殊な社会だなと思う。

 

 

 もしかして、こんなにきれいな事務所に移転したのは、そういう事か。
つい、そう社長に突っ込みを入れる。

 

 

「それは無いと言えば噓になるかもしれないけど、前に来てもらったマンションが再開発で取り壊すことになったんだ。」

 

 

 海面上昇と気候変動でまとまった平地が貴重になる中、利便性と安全性を求める人は充実した都市に集まる。

 

 

 どんな建物ができるのかな。

 

 ああそれで、この2階うえが自宅になっているのか。

 

 

 もともとあったビルなので、外目からは少々古く感じるが、内装は依然と比べるとかなりしっかりしており、来客用の事務所としても十分だ。

 

 

 「新しい拠点を作ろうと思ってさ、今までのスタイルでもいいけど藤沢さんと受け持ってもらいたいんだよね。」

 

 

 詳しく聞くと、インフラ事業だけではなく別にもうひとつ会社として事業を持ちたいという。

 

 

 もうあんな事件は起こらないとは思うが、もし何かあった時に一つの事業しかないのに契約を切られる騒動が起こると、事業が維持できないからだ。

 

 

 「今ある会社の資産を使って、何か考えることが出来ないかな。」

 二人して考え込むが、以前も話した通り、例えばゲームにしても何を作っていいかさっぱりわからない。

 

 

 「ひらめいたら、何かとにかくやってもらっていいから。」

 そんなことを言っていいのだろうかと思うが、資金に余裕がある今だからこそだろう。

 

 

 そしてこの際、社長も会社にいる人材を整理しようとしているらしい。

 

 

 

 自分にとってもそうだが、会社にとっても関わる人間は選ぶ必要がある。

 

 

 人間関係の断捨離、それは残酷なようだが、限られた時間という貴重なリソースをより有効に、充実したものに振り分けるための重要な作業なのだ。

 

 

 必要な人なら切り捨てることは出来ない。

 

 そうか、そうではないかだけ。

 

 自分は誰かにとって価値があるだろうか。

 

※この物語はフィクションです。登場する人物や団体は、実際のものとは一切関係がありません。架空の創作物語です。

 

※この作品は2024年4月15日にnote.comに掲載したものです。