美しいフォーメンションの4台のバイク | ぐるぐる奇譚

ぐるぐる奇譚

私におこった不思議風なお話を伝えたいと思い
書いています。読んで頂けたらうれしいです。

夜が明け起きる。

玄関をゆっくり開ける。

蜘蛛の巣が張っていない。

納得してくたよかった。

 

仕事にごーごー。

 

田舎道の前方にタンクローリーが来た。

ちょうど私の車1台だったので待った。

この道は、大型車がすれ違えないほど狭い。

どちらかがいくつかある広い場所で待つしかない。

 

私が待っているタンクローリーが手を挙げて来た。

おいおい・・・この道、会社指定ルートじゃないでしょ。

有名メーカーだけ内緒にしてあげようと思った。

 

ガソリンスタンドに寄る。給油を終えて道路に出る。

道路は2車線で交通量が多い。

私は道路の先の右折レーンに向かわなければならない。

道路に出てすぐ車線変更が厳しいのでガソリンスタンドの

出口で車がこなくなるまで待って道路に出る。

近くに信号が赤になり、2車線の右の車線に入って

車を真っすぐにして停止線を越えたけど「らっきー」と思た。

 

しーかーし、天は自らの行いを見てる。

 

白バイきたーーーー

 

おわった、おわった、おわった。朝から我が人生。

怒られる、注意される。スピーカーでか。

 

とりあえず、落ち着いて白バイを見る。

スピーカー注意はないようだ。

信号が赤になってもびびって発進出来ない私をよそに

4台の白バイは絶妙な呼吸で4台、綺麗に発進して

私のことを空気のように扱い、4台が左から右へ

華麗に車線変更して私の雨に4台が右折レーンへ。

その場の車、全員安全運転モード突入。法定速度厳守。

 

白バイ4台の停止時、足のつき方、右3名、左1名。

後方、左が若干、立ちごけ風になるがきりっと戻す。

右後方は、発進後、3秒弱のタイミングかな

ロウからセカンドにクラッチをいれた。

 

そうそう、私、そのタイミング好きです。

 

君たちの行き先は知っているよ。私もその前を通るよ。

しばらくして、その目的の機関の前の信号で停止。

出入りは駐停車禁止なので開けて待っていると

トラックが出て来た。

さっきの白バイのナンバープレートとこの辺りの

白バイのナンバープレートが乗ってる。

 

ふーん、ここから合わせて点検に出すんだー

 

そう思って眺めていると白バイが2台出て来た。

市民の目があるのか、道路に出る一時停止しました

パフォーマンスがすごい白バイばかりだが

今日はふつーに出て来た。2台目のもろ後輩って

感じの白バイにーちゃんは、停止線で待ってる私に

笑顔つきの挨拶をしてくれた。

その笑顔が罪のない年上の母性愛を完璧に引き出す

必殺技を持って生まれたような人だった。

 

絶対に白バイにのるタイプじゃない。

身体も細目だったし。剣道強そう。

ぼっちゃんの挨拶は落ちいてる。

両親の躾と本人の資質のフォーメンション。

 

昼休み、散歩へ。

アジサイが咲いていた。

木立の横を歩くと空気が冷えてる。

木をたくさん切ったらそれは暑くなる。

 

東京を上から見たら緑が少ない。

緑があるほうですよと言われて驚いた。

 

きっと切ってはけない域を超えたから

こんなに暑くなってしまったんだと思う。

 

仕事が終わり帰路につく。

今日はスムーズに帰宅出来た。

 

田んぼに水を見にいく。

気配を感じて空を見上げるとノスリが

風に身を任せて旋回していた。

 

カゴを持って畑へ。

トマトが赤くなっている。

 

ひさしぶり。2年ぶり。

去年はまったくならなかった。

木になったまま赤くなってる。

おいしすぎる。

今、新玉ねぎもある。

新玉ねぎとトマトを切るだけ。

 

2年振り、夢のキーマカレー。

採りたてだよね。キーマカレー。

 

見上げると頭上に半分のお月様。

金の粉を撒いてる。今日は機嫌がいい。

 

☆☆☆☆☆

 

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あれだけの本に囲まれて暮らしたい。

 

本の線の引き方が個性的、それは雑かも。