3万6000人以上の閉経後の女性を対象に、ビタミンDとカルシウムの併用が及ぼす影響を22年間にわたって調べた大規模な研究が行なわれた →ビタミンDとカルシウムのサプリメントは効果なしとの研究結果を発表した。
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骨粗鬆症財団のホームページには、
骨粗鬆症の治療においては、充分な量のカルシウムやビタミンDの摂取は効果的に働くと考えられます。
これはどうなるのだろう?
サプリメントや健康食品が、TVのCMで放映されている。
コンドロイチン、グルコサミン、ケルセチンが、膝の悩みを改善するといううたい文句であるが、膝の痛みを改善するとは絶対に表示しない。
しかし、その広告を見た人は、膝の悩み=膝の痛みと思う。ここが優良誤認CMの典型的手法である。
商品の宣伝広告に、有名人や複数の医師が登場しているが、それらのひとの説明文には、その商品を服用すると膝の痛みが軽減するという効能は一切書かれていない。本当に良く考え抜かれた広告である。
有名会社の名を冠した関連会社の宣伝も同じ手法である。
これらのサプリメントは、機能性表示食品 である。機能性表示食品という言葉そのものが優良誤認を促すだろう。
消費者庁は、いまの機能性表示食品のルール(機能性表示食品制度とは、国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度です)をすぐに見直すべきと思う。届け出だけで、機能性を表示できるなんていいのか。
ググってみたら、食品表示法案は民主党政権時代に成立して、安倍政権時代も関係していたようだが、献金を受ける議員さんが動いたのだろうか??