統合小学校新築事業調査特別委員会 開催! | 赤 垣 義 憲

赤 垣 義 憲

野辺地町議会議員の赤垣義憲です。
北部上北広域事務組合議会の担当議員もしています。

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明日は野辺地町議会の統合小学校新築事業調査特別委員会が開かれます。

保護者や学校関係者などで組織した統合小学校新築事業検討委員会からの答申を基に策定された基本構想についてを中心に、今度は議会において議論することになります。


ボクは今の段階で小学校の新築には賛同できません。
もちろん、子どもたちを快適な環境で学校生活を送らせたい、親の気持ちとしては当然思うところです。
まして、若葉小学校でもPTA会長を務めた経験もあり、校舎の痛み具合は承知しています。
だからといって今新築が必要かと言われたら、ボクの判断はNOです。
仮に、町に潤沢な財源があるのなら話は別ですが。

昨年の議員選挙の時にも訴えたことですが、三戸町や六戸町のように小中一貫校を目指すことが、将来を見据えた時にも、今の状況を照らし合わせたとしても、そこに向かうことは有効だと思ってますし、今から検討する必要があると思います。

子どもたちの今と未来を考えても、町の財政の今と将来を考えても、選択肢に入れて検討、議論すべきと考えます。

三戸学園の構想に関わった方々から、当時の話を聞きましたし、一貫教育に移行した後の話も伺いました。
教職員の戸惑いはあったものの、子どもたちは比較的スムーズに慣れたそうで、高等部(中学生)の生徒が初等部や中等部の児童に優しく接してくれるとか、中1ギャップが解消されて不登校が減ったなどの変化があったそうです。
「9年間で子どもを育てる」という理念、方針を掲げて取り組んでいるようです。
また、六戸町でも小中一貫校に舵を切り、県内初となる町立義務教育学校として事業を進めていて、現在は新校舎を建設しているようです。

この2つの町が一貫教育にシフトしたのは、財政面が理由ではないと思います。
あくまで、子どもたちの教育に目を向けて検討した結果であると推察します。

考慮すべきことに、子どもの人口があります。
建設しようとしている学校を使う当事者が、どんどん減り続けていることも忘れてはなりません。

野辺地町の場合は、それにプラスして財政面も考慮しなければならないと考えており、教育面で向上が見られ、財政面でも効率が良くなるとなれば、これの検討は外せないと思います。

中学校校舎に小学校分の教室を増築して一貫校として整備するとしたなら、費用は相当額を抑えられるはずです。
野辺地高校校舎のように改修すれば、まるで新築のように快適になります。
新しく建てることありきで進めないで、やれる範囲を見極めて、それに合わせた対応を考えていかなければ、この先、町は耐えられなくなるはずです。
それを考えるのが議会を構成する議員です。
しっかりと役割を果たしたいた思います。

ということで、基本構想は策定されたけど、この通りに進めるか否かは議会の同意も必要だと思ってます。
予算がつかなければ事業は進みませんから。

現在では町最大の事業なので、慎重に吟味して進むべき方向を議論したいと思います。

今、新築が必要か?
賛否それぞれあると思いますが
ボクはNOです。