6月議会の一般質問は3つにしました | 赤 垣 義 憲

赤 垣 義 憲

野辺地町議会議員の赤垣義憲です。
北部上北広域事務組合議会の担当議員もしています。

野辺地町や事務組合の現状や議会情報などをお知らせします。

議員としての考え方、意見や提案をコメントします。

ときどきは趣味の吹奏楽・ゴルフ・車などの話題もありまーす!

こんにちは、赤垣です。


テーマの写真は現議場の議長席からの眺めです。

この議場で開かれる定例会は6月議会がラストです。

ということで写真を載せてみました😊


議員にとって議会での仕事の一つとして、一般質問があります。


ボクが考える1番の仕事は、予算の可否を決めることだと思っています。

これが最も重要で、町の将来を左右するからです。

今だけを見て、あるいはその事業内容だけを見て、必要かどうかを判断するのではなく、その事業に見合う金額なのか、その先の町に与える影響までも考慮して賛否の判断をしなければなりません。

そこには苦渋の決断を要する時もあります。

何に焦点を当てるのか、各議員の判断によると思いますが、その判断こそが町の行方を決めることになるからです。


一方で、町民の声を聞いたり町の情勢を見て、どんな課題があるのかをテーマにして町の考え方を問うたり、町に意見したりできるのが一般質問だと思っています。

そういう観点から、毎回の質問に立っています。


前置きが長くなりましたが、今回は3つの質問を提出し、議長の許可を得て受領してもらいました。


1つ目は「プロポーザル方式について」です。


プロポーザルって聞きなれない言葉だと思いますが、役場新庁舎建設事業にあたり、設計業務を委託する業者さんを決める時に用いられた方式です。


業者を選定する方式で多く知られているのは「入札」だと思います。

これは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。


競争入札は、「新庁舎を建設するための設計をいくらでやってもらえますか?」ということで、複数の業者から価格を出してもらって、最安値の業者に設計してもらう、という方式です。

建物の規模や装備、詳細な内容や条件などを提示することで、どの業者でも同等程度の設計がされるはずで、その設計はいくらでできるのか、価格を競争するというものです。

一定程度の成果品をより安く得ることができるという利点があります。

野辺地町の場合は「安い」というワードは重要な部分だと思います。


他の方式として、コンペ方式というのがあります。

オリンピック競技場や万博会場などで採用された方式で、デザインや装備などの企画提案を選らぶ方式です。

これまでになかった発想やデザイン、仕組みなどのコンセプト、企画が競われる方式だと思います。

ですが、ここに価格競争は起こりません。

上限価格は設定するでしょうけど。

例えば、役場の各課がワンフロアを使い、課の数だけ階数を設けます!なんて設計なら10階建以上になって、建設費がいくらあっても足りませんよね。


では、プロポーザル方式はどうなのか。

価格で選ぶ競争入札、企画で選ぶコンペ方式。

プロポーザルは、業者で選ぶ方式です。

その目的は、「信頼できる業者に設計を託す」ことにあると思います。

では、何を基準にそれを判断するのか。

役場庁舎建設事業の設計プロポーザルでは次の5点がありました。


詳しいことはコチラ↓を参考にしてくださいね。


評価表を見てわかる通り、ここにも価格の競争はありません。


野辺地町が重要視しなければならないのは何か、それを考えた時に、近未来的な庁舎のデザインや機能が必要ですか?


これまで公共施設を設計してきた業者に落ち度があった過去があるから信頼性を最優先するのですか?

ボクは一定程度の実績がある業者なら問題なく設計できると思うし、安かろう悪かろうではないと思っています。

その複数の業者が価格を競争することでコストが下がる、これを優先するのが野辺地町には必要だと思っていましたし、今も思っています。


さて、話は一般質問に戻ります。

なぜ今この質問をするのか。

それは、現在計画が進められている統合小学校新築事業でも、この方式で設計業者を決めることが検討されていると聞いたからです。


さて、みなさんはどう考えますか?


プロポーザルについての町の考え方が聞けると思います。

是非、議場で一緒に聞きませんか?

let's 傍聴!


なお、一般質問の登壇順は4番目です。

ボクの予想ですな、午前中の最後になりそうです。


長くなっちゃいましたので、二つ目と三つ目の質問は別に投稿しま〜す。