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秋美 アーツ&ルーツ専攻3年生展「おむすび」展
秋田公立美術大学サテライトセンター
最終日は13時までなのでギリすべり込み。
先入観無しで観れている時は、どんどん観に行く。
おむすびというテーマは外面は同じでも具はそれぞれ違っている。
それぞれの学生の作品もバラエティーに富んでいる。
個人的に興味を持ったのは2人のおむすび。
1人目のおむすび。
ドールハウスへようこそ。この作品を観た時、前に大阪に住んでいた時に近くに今もある松島新地の雰囲気を思い出した。リアル唱館の並びと作品のドールハウスが自分の中でリンクして。作品の針金の檻?の中から見えるDol I達は顔は少女漫画風でも生々しい。作家の学生さんは新地を知っていたかわからないけど、ドキッとした。刺激の強いおむすびの具。
2人目のおむすび。
作家の学生さんの名前を見た時、先日の秋田公立美術大学サテライトセンターでの展示の時にパフォーマンスをしていた人だった。パフォーマンスのリードをしていたので印象に残っている。
タブレットに映し出されるのは我が子という人形。持ち上げ自由だったので持ったらかなり重かった。
タブレットにはそれを背負って歩く姿。
我が子。我が子から永遠に逃れられ無い、いつまでも一緒だという想いを
人形に我が子を宿しているのか小学生と思われる我が子。血まみれのような人形から様々な想像をする。母親の中では、我が子は我が子のままで存在しているのだろう。噛めば噛むほど味わい深くなるおむすびの具。
あくまでも自分の解釈にしか過ぎないけど、アートは作品から自らのインスピレーションを得るためのもの。一人一人違って当たり前だ。
自分のインスピレーションを刺激したのは、この2人のおむすびの具だった。感覚を味わうおむすびの具だったよ。