第四回 花座東西交流会楽日 第二部。 | この辺りの見所の者

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露の眞/みかん屋

三笑亭夢丸/蛙の子※

林家染左/景清(奥までバージョン)


11時の部が終わってから、花座に行く時に昼飯を食べる、ひまわり食堂へ。消費税増税でランチ定食は少し値段は上がったけど、税込み600円は安い。
からあげ定食を食べる。




露の眞さんは最初の出番で、みかん屋。力みなくさらっとした軽みで、ちょいとハッとした。マクラで眞さんの出身地と元SKEメンバーが同じだと聴いたけど、たぶん眼が大きな、ケケ舞さんかな。?
わかる人にはわかる。


夢丸さんは、蛙の子。初めて観る噺。五人男、両泥と観たけど、蛙の子が一番良かったな。廓噺と人情噺が混ざっているような噺。?

夢丸さん凄いな。仙台花座にまた来た時にはメインで観に行きたいし、東京に行くときに夢丸さんの寄席の出番があったら観に行きたいよ。これ本心で言っている。


トリの染左師匠は何と景清。それも奥までバージョンで、定次郎が景清の眼を与えられてからの続きがあって、景清の精も定次郎が大名行列に殴りこみして見得を切る。ハメモノ大活躍。景清の奥までは自分も初めて観た。染左師匠もダイナミックに所作をし、最後の定次郎が見得を切る場面の力強さと凄味は東大寺南大門の金剛力士像みたいだった。染左師匠の本気は凄いんだな。
今年観た落語会の中では一番だね。自分のリミッター解除して観たので疲労困憊で、今、在来線で実家に帰る車両の中。心地良い疲れだよ。染左師匠の景清が、自分のリミッター解除してくれた。嬉しくてたまらんたまらんよ。久しぶりに自分のエネルギー限界まで使い切った気がした。

※蛙の子は先代の三笑亭夢丸師匠が新作落語募集して夢丸新江戸噺としてまとめた中の一席。おそらく現在も、当代夢丸師匠しか高座は掛けてないと思われる。