↑のつづき。
さて、牟禮神社をあとして、
さらに茨木の土手の道を歩く。
20分ほど歩くと、
この日最後の神社にたどり着いた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/5a/c0/j/o1080081015327913464.jpg?caw=800)
『溝咋神社』である。
ずっと参拝してみたかった。
沖縄からはるばる
ここに来れて幸せである。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/f6/83/j/o1080081015327913467.jpg?caw=800)
『神門』。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/ed/24/j/o0810108015327913468.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/b0/0a/j/o1080081015327913472.jpg?caw=800)
左側に池、そして境内社がある。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/77/96/j/o1080081015327913474.jpg?caw=800)
『木花開耶姫命社 厳島神社』
祭神 木花開耶姫神
級長戸辺神 市杵嶋姫命 菅原道真
池あるところにイチキシマ姫有り。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/dd/1f/j/o1080081015327913478.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/00/8b/j/o1080081015327913479.jpg?caw=800)
戦闘力高めの狛犬。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/b5/d4/j/o1080081015327913482.jpg?caw=800)
手水舎。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/ed/2b/j/o1080081015327913486.jpg?caw=800)
拝殿。
式内社『溝咋(みぞくい)神社』
鎮座地 大阪府茨木市五十鈴町
創建 不詳
祭神
●主祭神
玉櫛媛命(五十鈴媛命の母神)
媛蹈鞴五十鈴媛命(神武天皇皇后)
●相殿神
溝咋耳命(五十鈴媛命の祖父)
天日方奇日方命(五十鈴媛命の兄神)
速素盞鳴尊(五十鈴媛命の祖)
天児屋根命
初代天皇の皇后を排出した
由緒正しき一族を祀る神社。
地名の「五十鈴町」は
媛蹈鞴五十鈴媛命が由来なのか、
はたまた逆なのか。
今となっては「ニワトリとタマゴ」である。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/e6/e1/j/o0810108015327913490.jpg?caw=800)
溝咋神社には
『三島溝咋耳(ミシマミゾクイミミ)一族』が
祀られている。
ここからさらに東、
高槻市三島江には
日本三大三島のひとつ
『三島鴨神社』が鎮座している。
祭神 大山祇神 事代主神
神名の『三島溝咋耳』については、
「溝(ミゾ)」=船の水路
「咋(クイ)」=杭 標(しるし)
「溝咋」=航路杭
つまり、海神族のことだとする説がある。
古事記では『三島湟咋』の
漢字が当てられていることから、
水を表す「さんずい」と
王を表す「皇」。
『海皇』という称号があっても
不思議ではない。
三島溝咋耳の孫姉妹は、
姉の媛蹈鞴五十鈴媛命が
初代神武天皇の皇后になり、
妹の五十鈴依媛命が
二代目綏靖天皇の皇后になった。
海神族と言えば、大綿津見神の娘姉妹も、
姉の豊玉姫は山幸彦と、
妹の玉依姫はウガヤフキアエズと
それぞれ婚姻を結んでいる。
天皇家は古くから海神族との
繋がりを欲していた。
古代、海の覇権を制することが
国を制することに繋がった。
「左手を制するものは世界を制す」とは
ボクシングの有名な言葉だ。
日本書紀では山幸彦は『ヒコホホデミ』。
神武天皇のイミナもまた『ヒコホホデミ』。
どちらも海神族の娘を皇后にしている。
この共通点は見逃すことはできまい。
<姉>豊玉姫とヒコホホデミ(山幸彦)
<妹>玉依姫とウガヤフキアエズ
<姉>媛蹈鞴五十鈴媛命とヒコホホデミ(神武)
<妹>五十鈴依媛命と綏靖天皇
この二組の姉妹へ、
甥・叔母の異世代婚の系譜を伝えている。
「ループしている」のだ。
そして、
系図的にはこの四代は二柱の
「タマヨリヒメ」で繋がっている。
ヒコホホデミ(妻は玉依姫の姉)
↓
ウガヤフキアエズ(妻は玉依姫)
↓
ヒコホホデミ(本人も妻もタマヨリヒメの子)
↓
綏靖天皇(妻は活玉依毘売の子?)
※『活玉依毘売』は『玉櫛媛』の別名。
配偶者は丹塗矢伝説の『大物主』または、
三島大社や三島鴨神社の祭神の一柱
『事代主』である。
これが偶然なのか必然なのか。。
その謎の解くカギは、
『タマヨリヒメ』
『事代主』
そして、
『三島溝咋耳』。
『三島溝咋耳』の別名は、
『八咫烏』。
『賀茂建角身命(カモタケツヌミ)』
なんですよ皆さん。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230821/07/noginohi107/45/b8/j/o1080081015327913495.jpg?caw=800)
『手力雄神社 』
祭神 手力雄神
天岩戸をこじ開けたタヂカラヲさん。
今回の旅ではよくお会いしている。
『巾着の木(タブノキ)』。
江戸時代に海外から持ち込まれた。
瀬戸内気候で育つのが極めて珍しく、
その生命力から「巾着の木」と呼ばれ、
長寿と金運の木とされている。
溝咋神社の主祭神『玉櫛媛』
その別名は、
三島溝樴姫
勢夜陀多良比売
活玉依毘売
一説によると、夫は『事代主』。
事代主は七福神の『恵比寿様』。
ところで、話は飛びますが、
マダガスカルや南アフリカが原産の
『パキポディウム』という
植物を御存じでしょうか。
様々な種類がある中に、
気になる名前があった。
🌵『パキポディウム デンシフローラム』
和名は、『シバ女王の玉櫛』
🌵『パキポディウム ブレビカウレ』
和名は、『恵比寿笑い』
この二種の交配種のことを
『恵比寿大黒』と呼ぶのだそうな。
お、おもしろい…
さてさて、なにかと興味が尽きない
茨木市の神社巡りは終了。
翌日は、ついにオオヤマトの国
『奈良県』に行きました。
『倭(ヤマト)』⇒『大和(オオヤマト)』。
『阿波の痕跡』がビックリするほど
見つかったのだった。
つづく。
ではまた❗
![人気ブログランキング](https://blog.with2.net/img/banner/banner_21.gif)
人気ブログランキング