殺人兵器 コロナワクチン -2 | 松野哲也の「がんは誰が治すのか」

松野哲也の「がんは誰が治すのか」

治癒のしくみと 脳の働き

 今から50年ほど前になりますが  1970年代初頭、アメリカ・カリフォルニア州にあるスタンフォード大学の 生化学教授 ポール・バーグと女性大学院生 ジャネット・マーツは SV(Simian virus)40という名の アフリカミドリザルから分離された発癌ウイルスのプラスミッド(環状遺伝子DNA)に特定の遺伝子DNAを組み込む仕事を始めました。

 

 Simianとは 類人猿の という意味です。SV40 は わずか7つのゲノムからなるウイルスです。感染しても 通常のウイルスとは違って 感染した細胞内で増殖するというよりも 宿主の遺伝子DNAにみづからのDNAを挿入します。

 

 

 彼らは レコンビナント(組み換え)DNA (Recombinant DNA) を作成する際に、EcoR1(*)という大腸菌 (E. Coli) 由来の制限酵素を使いました。

 * DNAの GAATTC という塩基配列だけを特異的に認識し、その部位を切断する。

 

 

 

 

 

 SV40 のプラスミッド(環状DNA)を切断して開き、そこに特定のDNAを結合させてから DNAリガーゼで張り合わせると、「組み換えDNA」(Recombinant DNA) ができます。

 これを大腸菌などのプラスミッドをもつ細菌にトランスフェクト(移入)し、培養すると 多数のコピー  すなわちクローンが得られます。

   一方、この組み換えDNAを細胞にトランスフェクト(移入)すると、遺伝子治療あるいは遺伝子工学実験が行えるようになるのです。