ニューヨーク郊外での小講演 | 松野哲也の「がんは誰が治すのか」

松野哲也の「がんは誰が治すのか」

治癒のしくみと 脳の働き

$松野哲也の「がんは誰が治すのか」-小松先生のお宅


 2月13日(月)は「ガンは誰が治すのか」といったタイトルでプロジェクターとコンピュータを持参してお話をさせて頂くことになりました。参加されたのは20名ほどの女性。主催者の小松かず子さんがヨガと茶道の先生なので、その大半は彼女の生徒さんだったようです。
 小松先生は昨年、マンハッタンのセントラルパーク横の青木理恵さんのアパートで行われた少人数の会合に来られ、同じようなものをお宅で企画されたのです。青木さんも来られ、バレンタインデーのチョコレートを頂きました。
 Briarcliff Manor という閑静な住宅地。裏庭は一面の野原。ベースメント(地下室)の教室が会場でした。

$松野哲也の「がんは誰が治すのか」-猫また先生

 写真の姿で行き、お話しをしたわけではありません。これは「自我」について触れるための自己紹介をかねたイントロに使ったスライドです。
 私の精神年齢が低いことは自他ともに認めるところです。妻が電話をしているとき、自分のことを話しているようなので、通りがかり、つい聞き耳をたててしまったら、「保育園児のような夫の面倒をみるのも大変で・・・・」。
 4~5歳のとき、私はなぜ自分が存在するのか、何をしたらよいのか分からずに呆然としていました。甘やかされ、気位だけは高いまま育った私は、人にできないことをして自我の安定を図ろうとしたのでしょう。しかし自己不全感、絶望はどう処理することもできない重圧でした。それが昂じてS字結腸ガン発症の引き金となったと考えられるのです。

「自我」は胎児期の記憶をもとに積み重ねられた思い込みです。本能の壊れた動物である人間は自我を安定させなければ生きていけません。
 私たちの意識は宇宙の根源(量子真空)からとり入れた記憶をもとに展開すると考えられます。
 私たちのすべての想念を蓄え、万物を想像する源となる「アカシック・フィールド」とも「ゼロ・フィールド」とも呼ばれるものとは一体何なのか?
 このようなことをお話しているうち、私の頭はいつにもましてボーッとしているのに気づきました、そういえば、ペースは遅いし、自分が何を話しているのかも定かではありません。まだ目が覚めずにまどろんで寝言やうわごとを言っているような感じです。

 気になることがあり、眠りが浅かったせいもあったでしょう。でも近所のお宅から我が家に住み着いた猫の小梅が早朝暗いうちからから体の上に乗ってきて、顔を舐めたり手で撫ぜたりして起こしたせいにちがいありません。
 日本で色々な妨害・迫害を受け大変だったとき、朝からアルコールを浴びるように飲み、昼も夜も・・・等、話は脱線するばかりです。
 時計をみながら大急ぎで、今を生き、A10神経(快楽・多幸神経)を活性化し、歓びを感じ感動すること、それに右脳・前頭前野でゼロ・フィールドにつながることがいかに運命を変える(抗腫瘍あるいは抗ウイルス免疫を発現するうえで)のに大切かを何とかご説明しました。具体的事例には時間がなくてゆっくりと触れることはできませんでしたが(約160枚のスライドの説明には少なくとも3~4時間はかかります)。午後も講演が続けられると思っていたのが間違いでした。

 昼食後は質疑応答をかねた懇親会。個人的なご相談のある方は傍に来られて質問されました。乳ガンの手術を受けられた方からは、乳ガンを発症しやすい性格特性がまさに私が説明した通りだと言われました。いつもの会合でよくあることです。話も少しは伝わったのかもしれません。
 子供さんを迎えに行かれる方も多く、残った6~7人でコーヒーを飲みながら色々な話を延々としましたが、何をしゃべったのか定かではありません。まだ夢の中だったのです。
集まられた皆さんには申し訳ないことをしてしまったと反省する一日でした。
 でも宇宙の根源のことを初めて聞かれて興味をもった方もいらっしゃったようです。
病気も宇宙の流れに沿ったものであり、意識の転換がいかに大事かを解って頂けただけでも大きな収穫でした。