『斜陽』の表象 -試作版- | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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一昔前からいつかミュージシャンか作家として大成出来たら書いてみたい本として腹案として有ったのがこの『『斜陽』の表象』である。

実質的な太宰治の最高傑作である『斜陽』については、その書かれた経緯が喚起する作者の太宰治自身への違和感を拭えない人も多いかと思うが、それを差し引いてもこのテクストが誇る今も変わらないというよりも、今のような時代だからこそ際立つアクチュアリティーについてもこの文章の最後の方で強調したいとも思う。

結論から先に言えば、この「斜陽」という題名が表象するものはこのテクストの中で克明に描かれている戦後日本の没落貴族の末路であり、そんな時代の様相と共に消え去ろうとしていたある種の人々や諸文化である事に疑問の余地は無い。

「戦後日本」という状況の中で自らの最期を見計らっていた太宰治自身の心象風景は、この物語の随所に散りばめられており、「直治の遺書」として自身の命の幕引きを自ら表象し、若き日の自身の姿を仮託した太宰治が実は上原という存在にも醜く老い永らえた自身を仮託している事を見逃してはいけないだろう。

直治のように醜い時代の流れに逆らって自身を屠るのか?

それとも上原の様に醜い時代の流れと共にやはり醜く老い永らえ続けるのか?

そんな太宰治の心の分岐点がこのテクストには見事に反映されてもいる。

しかしこのテクストには一つの希望が指し示されてもいる。

それは当然、主人公のかず子の存在である。

かず子は上原への手紙の中で、恋と革命以上に大事な事は無い、というような事を強調している。

そして、戦後日本の没落貴族から見れば醜くしかない時代の流れから綺麗に跳躍するように、上原の子を生んで「新しい時代の生」を選び取る事を実行に移す。

時代の美醜に拘わらず、命のバトンを繋ぎ続ける事こそが「人間の使命」であると謂わんばかりに。

私はかず子の判断やその存在自体をもって上原のような人間を正当化したいのではない。

しかし、「恋と革命」という自らの至上命題に沿って生き永らえる道を選んだかず子の存在の輝きを強調したいだけなのだ。

かず子を待っている末路も結局は戦後日本の没落貴族の厳しい生活なだけかも知れないという可能性を差し引いても、彼女の魂の輝きを安易に否定する事は私には出来ない。

この『斜陽』が誇るアクチュアリティーは、戦後日本という特殊な状況に限られたものでは決してない。

今の日本の末期的な政治状況を考えれば、この『斜陽』というテクストが不幸にも新たに表象するものがそう遠くない将来に現れる事に疑問の余地は無いだろう。

悪質な為政者が引き起こす戦争や政治的腐敗に起因する一般人の不幸が反復し続ける限り、この『斜陽』というテクストが誇る特殊なアクチュアリティーが失われる事は不幸にも無いのだ。

「どんなにでも巧く書けます」

そのような強がりを遺して自らの命を屠った直治の最期に疑念を持つどころか、初めてこのテクストを読んだ時のように今も変わらずある種のシンパシーを抱く自分を自分で、私にはどうしても否定は出来ないのだ。


【主なお薦めミュージシャンのリスト】

リアム・ギャラガー
ノエル・ギャラガー
バーナード・バトラー
エドガー・ジョーンズ
(エドガー・サマータイム)
ポール・ウェラー
ジョニー・マー
ジョン・スクワイア
リー・メイヴァース
スティーヴ・クラドック
マーク・コリンズ
マーティン・ブラント
ザック・スターキー
スティーヴ・ホワイト
レニ
フィオナ・アップル
キャット・パワー
スターリング・モリソン
ニコ
キャロル・キング
マリアンヌ・フェイスフル


【ウイイレの僕のチームの選手一覧】
(※勿論、バイエルン・ミュンヘンです)

1.ノイアー
2.メルテザッカー
3.メッツェルダー
4.ラーム
5.フンメルス
6.ケディラ
7.シュヴァインシュタイガー
8.ノエル・ギャラガー
9.リアム・ギャラガー
10.野本亮一
11.クローゼ
12.バラック
13.シュールレ
14.ダイスラー
15.ゲッツェ
16.クロース
17.C.ロナウド
18.トーマス・ミュラー
19.ロイス
20.ポドルスキー
21.僕の弟
22.メッシ
23.エジル
24.クラマー
25.ドラクスラー
26.フリードリッヒ
27.ミハエル・シューマッハー
28.ラルフ・シューマッハー
29.本山雅志
30.シュターケ
31.ケール
32.キミッヒ
33.レオン・ゴレツカ
34.ユリアン・ブラント
35.松田直樹
36.ユリアン・ヴァイグル
37.大学時代のバンドのドラマーのI君
38.大学時代の一番の親友のN君
39.フェルナンド・トーレス
40.楢崎正剛
(※このチームに大好きなシェフチェンコやラウールやテュラムが居ないのは、彼等がゲーム内で所属しているレアル・マドリードやACミランやユヴェントスでの存在の大きさをリスペクトしているからです。逆にC.ロナウドやメッシやフェルナンド・トーレスが居るのは、エディット機能で新規作成した選手だからです)


【好きな女性有名人のリスト】

松山桐子
日比美思
本田真凜
酒井夏海
玉田志織
蒔田彩珠
宮部のぞみ
吉岡里帆
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唐田えりか
稲村亜美
馬場ふみか
新川優愛
山崎紘菜
畑下由佳
岩本乃蒼
笹崎里菜
堤礼実
宮本佳奈
菅井友香
守屋茜
(※敬称略)


【最も好きなお笑い芸人さんのリスト】

和牛
キャプテン渡辺
(※敬称略)


【みすず書房さんから出させて頂きたい自作の小説一覧】

1.『短編集』として

・先生の御見舞い
・サンデー・モーニング
・ファム・ファタル
・アイル・ビー・ユア・ミラー
・カミング・アウト

2.『ロール・ウィズ・イット』


【好きなファッションブランド】

ポール・スミス
リーヴァイス
アディダス
Pretty Green
THE NORTH FACE


【恒例附記】

僕がノエル・ギャラガーにスカウトをされて、
プロのシンガーソングライターになれた場合の作品の構想は以下の通りです。


ソロ名義一作目:『モノローグス』
サンクチュアリーの一作目:『The Greatest Hits』

DISC1

1.First Words
2.Morning Light
3.黒いカーディガン
4.振り返ったら悲しくなるから
5.空の下で
6.美しい花
7.輝くために
8.影も視えなくて
9.冷たい女
10.償い
11.命綱
12.空を見上げただけだった
13.どんなことにも
14.奪還
15.生きて行くこと
16.不確かな予感
17.命綱(ストリングス・ヴァージョン)

DISC2

1.愛して下さい
2.ペルソナ
3.Crazy Love Melody
4.死に損ない
5.レクイエム
6.真実?
7.No More Dream
8.奏でるべきもの
9.ランドスケープ
10.ソング・オブ・ヴェスパ
11.光が射して
12.日溜まり
13.未来
14.永遠
15.ずっとそばに
16.オプティミスティック


サンクチュアリーの二作目:『シュトゥルムドゥラング』

1.ディスクール.1
2.ディスクール.2
3.フライング・アウェイ
4.スタンディング・アローン
5.シュトゥルムドゥラング
6.ジークフリート
7.汚れた指
8.リフレイン
9.恋は止められない
10.君のせいじゃない
11.ボタン
12.イマジネーション
13.虚勢
14.激情


サンクチュアリーの三作目:『トゥモロー・モーニング、(アイル・ハヴ・ア・フィーリング)ロスト・フォーエヴァー』

1.ありがとう
2.流れの中に
3.君を想って
4.ピュア
5.オーヴァーグラウンド
6.ブラックホール
7.イヴェント・ホライズン
8.ユニヴァース
9.青の座椅子
10.朝顔
11.昼下がりの背徳
12.流れた星が凍った夜に


サンクチュアリーの四作目:『完璧な幸せ』

以下、収録予定曲

ロックンロール・スター
情況
話していたい
何処にも行かない
少しずつ
残像
行かないで
贖罪
自由
世界の何処かに
晩餐
完璧な幸せ