「走る家」
唯野未歩子
コレの続きです

「光を縫う」
晴子は、古川と結婚を考えていた
だけども、なぜかしっくりこない
ぎくしゃくと息苦しいような、閉塞感があるような
結婚とは。
晴子は漠然とした不安を感じる

一話目の晴子と須賀くん
晴子は相変わらず「奔放な女」として
そんな女が新たに結婚に直面している様子
回想の中に須賀くんも出てきます
単純に、新婚だというのによその女の家にたびたび来て、
よその女の家で嫁の大切さを語ったかと思えば
でもお前は特別みたいなこと言う
須賀くんて胸糞悪い男だと思うんだが
晴子にとっては須賀くんは誰にも超えられない男のようだ
昔の男に感傷的になったり
婚約者の良いところと嫌なところを交互に思い浮かべるそれは
ただのマリッジブルーでは?
と、単純な私は思ってしまったが
結局、なにが晴子の幸せで
晴子はどこに向かうのかは結局よくわからないままだった
結婚とは、そのときそのときの瞬間瞬間をつなぎ合わせて
続いていく日常
みたいなところは共感できた