「それをAIと呼ぶのは無理がある」
支倉凍砂
コレの続きです

第四話
裕彦に促され、渋々ながらも登校するさくら。
学校は、思うほど悪くはないが、居心地はよくない。
なにより幼馴染の裕彦が、学校ではなんだか別人みたい。
さくらの知ってる「ひーちゃん」じゃないみたい
そんなモヤモヤを抱えるある日、
さくらはまるで人間にしか見えない精巧さの店員AIを目にする
ということはもしかしたら、
さくらの前だけと限定すれば、
精巧な人間のコピーAIが作れるかも…

「私だけの、私専用のあなたが欲しい!!」
ってところかな
二話のさくらと裕彦
あいかわらず
さくらはメンヘラだなぁ~(笑)
そして、裕彦とも全く進展してなくてワロタ
進展しないどころか
「さくらの前にいるときの裕彦限定」で、AI作ってそれで気持ちを満たそうとしてるぞ
それじゃまるで
ダッ●ワイフじゃねえか!
生身の人間は、いろいろな顔を持つし
自分の予想外の気持ちや反応を見せるのは当然
でも、それが怖いこともある
大切な人ならなおさら。
自分だけが知ってる、自分が理解しきってるあなたでいてほしいっていうのは
独占欲みたいなものかな
瞬間瞬間で変化して、粗もあって、
不完全な人間
でもそれこそが生きてるってこと。
人間たちは不完全なまま、
不確定ななにかを拾い集めて、それを根拠のない勇気にして生きていく。