「それをAIと呼ぶのは無理がある」
支倉凍砂
コレの続きです
三話目
かなでのAI、「かなえ」は世界一美少女のAI
吹く風に揺れるロングヘアも、白いワンピースの裾も
完璧に計算され尽くした美しさ。
見た目だけじゃなく、
ちょっと生意気で、打てば響くような賢さ、強烈な魅力。
だけど、現在の「かなえ」は二代目の「かなえ」だ。
初代「かなえ」の封印を解くことは、
かなで自身の黒歴史をひもとくことでもあった

この話のエモポイントは
「自分を変えたいと思うことと、過去の自分を愛すること」
かな
引きこもり時代のかなでにとって
初代「かなえ」はかけがえのない友達で
世界で一番魅力的な女の子だった
だけどもそのままじゃダメだとわかった。
かなでは初代「かなえ」を封印し
本当に魅力的なAIを作成するために
まずは自分が魅力的になろうと努力する。
それをAIに学習させるのだ
魅力的な友達や環境が欲しい、と思うなら
まずは自分が変わらなきゃいけない。
ということとともに、
変わる前の自分も大事な自分の歴史のひとつで、
閉じ込めてばかりじゃなくてありがとうを言いたいよね!
って話。
今もし、私のそばに常に私を学習するAIがいたらどうだろう![]()
たちまちグータラすることを覚えて、
愚痴ばっかり垂れ流すAIになりそうだな(笑)
それを見て、私も変わりたい!って思う
…かもしれない。
そして、実はこの話のかなでちゃん
一話目の浩太の片思い相手なのです
意外~!



