ぼくたちはきっとすごい大人になる
有吉玉青

コレの続きです下差し
三話め。


「一心同体」


千里は五年生になって、綾香と同じクラスになった
 
お人形みたいに美しくて、クラスで浮いていた綾香

仲良くなってからの二人はまるで一心同体みたくピッタリになっていった

だけど、千里は綾香の家や家族のことを知らない。

綾香はなにかを秘密にしているみたい…





切なくなった…ショボーン


綾香が抱えているもの、


家族のことを千里に明かさなかったのは

恥じているからじゃなくて、守りたいから。



大人になるにつれわかることなのだが


世の中には、いろんな境遇の人がいて

例えば同じ年の子だったとしても


まったく違う世界を生きてる子もいるってこと




千里はそれに直面して、

綾香にどう接するべきかまったくわからなかった



だけど、どう接するかはわからなくても、千里は綾香の気持ちは理解した。

ふたりは一心同体だから?



いくら一心同体でも、他人がしてあげられることは少ない

だけど、なにもしてあげられないわけじゃない



自分とまったく違う境遇の綾香の気持ちに寄り添おうとする

千里の聡明さに心が動かされた



下差し二話の和馬は見習えムカムカムカムカ


みんなそれぞれ事情があるの