家日和
奥田英朗

夫とカーテン
妻はイラストレーター、夫は…
夫は、いろいろな商売を思いついては簡単に仕事を変える
商才はなくはないが軽はずみで不安定ある。
妻は毎回ヒヤヒヤしているが、気づくと妻の仕事にも思わぬ影響が…
第二話、「ここが青山」同様
困難をすべてバイタリティーで乗り越える系夫婦の話なんだが
こちらのほうがなんだか好感というか、共感がもてる



こちらの話は「ここが青山」と比べると
ちゃんとお互い落ちたり上がったりのバイオリズムがあって、
それが相手のリズムとうまく噛み合って
なんだかんだ苦境を乗り越えるし、どちらかがうまくいかないときも
もう一方はうまくいきそうでお互いワクワクできる
実際は、
相手が落ちるとこちらまで引きずられてしまったり

相手だけうまくいってると卑屈になってしまったりもあるだろう

このお話みたいな感じは、理想である。