令和5年6月19日
夕方帰宅時には電車の駅までバスに乗って行く
ことがよくあります。
先日も、杖を支えに一人佇む私を先頭に、周りを
気にせずいちゃつく若いカップル、忙しそうに
時計ばかり気にするサラリーマン、幼子を抱いて
遠くを見つめるちょっとお疲れ気味のお母さん……
の5人ほどがバスの到着を待っていました。
性別や年齢、立場や事情が異なる他人どうしが、
横一列になってバス停に立ち並ぶ姿には、偶然
その場に居合わせた者どうしが作り出す程よい
「間合い」がありました。
そしてみんなが早く来ないかなと思いながら、
バスが来る方向をチラチラ眺めるという不思議な
一体感もありました。