令和3年8月13日
会社を定年退職して世間でも一目置かれていた会社の名前
と肩書が無くなり、行くところもやることも無くなって、毎日家で
過ごすため、カミさんからも「粗大ごみ」みたいに邪魔者扱いを
され出したら、人間誰しもが昔の栄光時代が懐かしくなるものです。
そんなときに、ちょっと立ち寄ったカラオケバーのママから優しくされたり、
言葉をかけられたりしたら、誰しもが簡単に妄想の罠に嵌ってしまうでしょう。
なんせ、心が「勘違い」しやすくなっているのですから。
定年退職しても「心の定年」はありません。
心のどこかには「俺の能力は未だ現役並みだ、捨てたもんじゃないのだ」と
の思いは強く残り、現役時代のプライドも決してなくなりはしません。
心とプライドはいつまで経っても現役です。
そんな「心の中」の思いと現実との差が、「勘違い」へと駆り立てるので
しょうか。