令和3年7月26日
「老後」という言葉があります。よく考えてみると、何とも
理解し難い言葉です。
サラリーマンが、定年間近になると話題にする「老後をどう
過ごそうか?」というときの老後は、定年後のことを言っているようです。
他方で、九十歳半ばをゆうに越えたお婆さんが、野良仕事を
しながら年金をせっせと貯めている理由を問われると“老後の為”と
答えていました。
九十歳台後半で、もう十分に老いている人の考える「老後」とは、
やはり働けなくなってから後のことなのかもしれません。
働いているうちは、幾つになっても、まだまだ「老後」ではないのでしょう。