平成31年4月6日
妻が逝ってから4年経った今でも桜を見るにつけ、さまざまのことを
思い出します。もう長くはないと悟っていた妻の最後の望みは、
「家で逝きたい」でした。
医師の「共倒れになるから慎重に」というアドバイスもありましたが、
私が家で看取ることを決めるには時間はかかりませんでした。
13回目の退院後、家で寝たきりの、苦しいだけの生活を送って
いた妻が、ある日ポツンと“「中島みゆき」の「時代」という歌が聞きたいな”
と漏らしました。
直ぐに秋葉原に出掛け、ラジカセと「中島みゆき」のCDを探し回って
買い求めました。その後、家に帰ってから病床の妻と二人で聞いたとき、
こんな歌詞を聞きながら妻がうっすらと涙を滲ませていたのを今でも
はっきりと思い出します。
「……………………………………まわるまわるよ 時代はまわる
喜び悲しみ繰り返し 今日は分かれた恋人たちも 生まれかわって
巡り合うよ」
きっと死を覚悟していた妻は、自分が先に逝っても「生まれかわって
巡り合おうよ」ということを私に伝えたかったのだろうと今でも
思っています……………。