平成28年12月29日
オフィスの窓から見える靖国神社の銀杏並木も
すっかり葉を落とし、裸の茶色い枝を青 い空に
浮かばせております。
今年も残り僅かとなりました。年が明けると、
「私はまた1つ年」をとります。 私ぐらいの年になると、
「1つ年をとる」というのは大きな意味を持って来ます。
一年生き続けると、身体が一年だけ去年より古びて
きて、一年だけ更にミシミシと ガタついて来るからです。
でも、不思議なことにこのガタついて来る身体に宿る
心の方 は、一年経とうと二年経とうと、もう余り変わらない
のです。 きっと心の方は、もう年をとるのを止めてしまって
いるのでしょう。 そして、古びてくる身体の中で、一生懸命
「まだまだこれから………」と頑張っている のでしょう。
「病は気から」とはよく言ったもので、気が張り詰めている
と身体も何と か頑張ってついてきてくれるようです。