長く連れ添った伴侶を失うと、「再婚しても、独身を
貫いても、どっちにしても、妻を亡くしたことにより
我が身に降りかかってくる災難からは逃れられない」
ということになるようです。
とすれば、いやだからこそ、若し奥様がご健在で
あれば、
「今、傍で微笑んでいらっしゃる奥様を、もっといたわり
慈しんで、ほんのちょっとでも貴方より長く生きて貰う。
―これがベスト!」ということになります。
男性の本音は、「妻は、俺より先に死んではいけない」
ということになるのでしょう。
そして、この思いは男性の切なる願い、人生最期の
「男のロマン」といえるのかもしれません。