平成28年7月9日
私の友人は第2、第3の職場も勤め上げ、
本格的なリタイア生活を迎えた人が随分多くなりました。
そして実際にリタイア生活に入ってみて、会社という
「安定した居場所」を失うことが、思っていた以上に
大きな問題だと実感する人も少なくないようです。
本人だけでなく奥さんも、旦那が四六時中ズッと
家にいることには息が詰まり、どう扱ったらよいか
戸惑ってしまうようです。
そこで結局は、旦那が外に出て家にさえいなければ、
今まで通りで万事丸く治まるということになるのですが、
問題は、男にはそう簡単には「行く場所」が見つけられ
ないということです。
朝の遅い時間や夕方の早い時間の私の通勤時間帯[
には、手持無沙汰げに電車に揺られている年配の方を
見かけますが、どこか寂しいそうにも感じてしまいます。