平成27年2月19日
物事の進行は真っ直ぐに進まず,必ず
紆余曲折があります。
こっちに行こうとしたが,思い直してあっちに
行くことがあるからです。
当初は見えていなかったものの中に、物事が
段々と進むうちにボンヤリと浮かび上がり、
そして段々とハッキリと見えてくるものがある
からです。
人の考えられる範囲は、その人がそれまで
生きてきた経験とか常識とかいうものに縛られ、
限られてしまいますが、
人の回りの状況はそんなものに縛られず、あるがままに
刻一刻と変化してしまいます。
人は夜道を、常識という提灯を持って歩いて
いるようなものです。提灯の灯りでは、周りが
ボンヤリして良く見えない事も多いのです。そして
物事を進めてみて、自分が当初思っていた通りに
行かないのは,どうにもならない外部要素の変化が
絡んでいることに気が付く場合も少なくありません。
そんなときは、外部の変化に合わせて自分の方が
変わらなければそれ以上は進めません。
だから,物事を進めるほどに、人は時折紆余曲折
せざるを得ないのです。