平成26年10月21日
私は、朝晩の通勤時以外にもお客様のところに
お伺いするときも電車を利用しますので、
電車には普通の人よりとても多くの回数乗っている
ことになります。
そして電車には、様々な人が様々な人生を
ぶら下げて乗ってきますので、乗車機会の多い私は、
乗車してくる人の夫々の人生模様をほんの一瞬
垣間見る機会もとても多いことになります。
ある日の夕方の帰宅電車、私が乗り込んだ車内は
結構混んでいました。
私が吊り皮にぶら下がって、暫くすると隣からプーンと
アルコールの匂いがしました。
そして電車が次駅に止まり、私がボンヤリとプラット
ホームを眺めていると、その中にアルコールの匂いを
発散させていた人を見つけました。
丁度定年を過ぎたくらいの年配のその男性の背中は、
“寂しさ”とかもし出していました。
「酒の匂いは、人それぞれの人生行路の匂いだ」
と改めて思ったりしました。