平成26年7月28日
最近は、外で酒を飲む機会がめっきり
減りましたが、先日久しぶりに居酒屋に
行ったとき、相変わらずサラリーマン連れ
が会社の話で盛り上がっていました。
こんな俳句があります。
「秋鯖や上司罵るために酔ふ」
今も昔も、サラリーマンが飲む酒の目的は、
大半が会社や上司に対する不満を吐き出す
ためなのです。その憂さをはらすためにビール
でも焼酎でも熱燗でもなんでも飲みます。
そして、散々に悪口を言って気を晴らします。
同僚が昇進したと聞かされたときは、更に
酒が進み、悪口にも心がこもります。
散々に飲んで朦朧(もうろう)とした頭に、
フッと奥さんや子供の顔が浮び、一瞬ハッと
するものの、頭を振って、また苦い酒を一気に
口に流し込むのです。
サラリーマンの酒はこんな酒が今も昔も
多いようです。