普通の人のサラリーマン人生 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成26年1月8日


 新年が始まりましたが、挨拶周りで飛び回って

いるとき、昔の友人に街でばったり会うことがあります。


昔の旧友に偶然に出会うということは、退職後にも

大勢の人ごみの中から、たまさかに一人を見分けられる

ほどに、現役時代には数多くの友人が居たということ

でもあります。

源氏鶏太氏は、
「親友のない人ほどさみしいものはない」と氏のエッセイ集

に書いています。


65歳に達し、やっと長いサラリーマン生活を終え、定年

退職を迎えた団塊世代のサラリーマンの中には、定年の

祝杯をともに挙げてくれる友もなく、ひっそりと会社を去って

行く人もいるようですが、大勢の中でポツンと一人、友もなく、

趣味もなく、家族運も悪く、加えて職場では出世のチャンスも

なかったとしても、キチンと最後まで勤め上げられた人は、

きっと「負けてたまるか」という内に秘めた強い心を持って

いたからでしょう。


テレビドラマの半沢直樹みたいに上司だろうと取引先だろうと

正義に反する行為にはとことん立ち向かい、「倍返しだ」の

言葉とともに自分の信じるように立ち振るまえたら、どんなに

良いだろうと思いながら、職を辞するのが殆どのサラリーマン

ではないでしょうか?