平成25年8月28日
「人の不幸は蜜の味」という言葉があります。
人は、心の底のところでは「他人の幸せに
嫉妬する」ということの裏返しで言われる言葉です。
人が「他人の不幸を蜜の味」だと考えるのは、
常に自分の幸不幸を他人との比較によって
確認しているためだと心理学の先生は喝破します。
自分だけをみて自分が幸福だと判断するほど自信
のある人はそう多くはないということでしょうか。
人が、本音では「他人の不幸な話」を聞きたがるのは、
多分、「自分よりもっと」不幸な人の話を聞いて、
「ああ自分はそこまで不幸じゃないんだ」と安心したい
のかもしれませんし、「自分がまだその人より、恵まれて
いること」を再確認し、
優越感に浸りたいのかもしれません。
私の経験からも、サラリーマン世界では、「同期の出世」
に心の底では妬む気持ちがあるのは間違いのない
ところでしょう。