平成25年8月17日
ものごとには、表と裏があると言われますが、
その代表的な寓話があります。
「蜘蛛の巣に蝶がかかっていたので、可哀想に
思った幼稚園の先生はその蝶を逃がしてやりました。
それを見ていた園児の一人が食ってかかってきて、
“先生!そんなことをしたら、蜘蛛がかわいそうじゃ
ないか?!”と叫びました。
先生は一瞬、“いやなことを言う子だ”と思いましたが、
よくよく考えてみたら、
“その子の言うことにも一理ある。
せっかくの餌を逃がされて、蜘蛛は腹をすかせたに
違いない”。
だとすれば、“自分は蝶を助けて、蜘蛛を虐めたことに
なるのではないか”とも思ったからです。」
自分で良かれと思ってしたことも、それを受けた人は
「えらい迷惑」と思っているかもしれません。
世の中、難しいものです。