平成25年5月1日
60歳(サラリーマンの定年)からの平均余命は、
男性が22.8年、女性が28.3年だそうです。
したがって、現在では、定年は「人生80年」の4分の3弱
を経た通過点に過ぎなくなっています。
だから、人生の最終コーナーを気持ち穏やかに過ごし、
“いい人生だった”と満足感に浸ってレースを終れるためには、
定年後の生活を「いかに健康で、いかに充実させて」過ごせるか
にかかっていると言えるのかもしれません。
女性の場合は、60歳の後も、家庭で料理、洗濯、掃除、
孫の世話等々次々と仕事が待ち受けているし、近所や
友人とのお付き合いもあるので、そう問題はなさそうです。
他方、会社人間として現役のとき、家庭を単なる「寝る場」
としてしか捉えて来なかった男性は、定年後は、家庭内でも、
近所の人間関係でも、自分のポジションが無くなってしまい、
何をして毎日まいにちを過ごすかが悩みの種となるようです。
その悩みを、ユーモアをこめて表している川柳が紹介されています。
「定年後 ふと気がつけば 妻の部下」